2016-01-01から1年間の記事一覧

【トンデモ】渡部昇一

ファッショ・モンスター・渡部ぱみゅぱみゅ(不幸の疑似科学)は「『人権』が本来尊重される枠を超えてモンスター化」(稲田他 p.188)しちゃうという。また、「子どもを育てなかった人、子育てを放棄した人は、一生懸命に育てた人よりは寂しく死ぬべきである」(…

【トンデモ】未来人・八木秀次

未来のディストピアから来ちゃった未来人ジョン・タイター・八木秀次氏は「今日、『人権』という言葉はこれを突き付けられると誰もが黙り思考停止させられてしまう黄門様の印籠のような効果を持つ『魔語』と化している」(八木 2001a p.40)とか言っちゃう。「…

【トンデモ】高橋史朗の邪眼

高橋史朗氏は「戦後教育・思想の『敗戦後遺症』は」「占領軍にはめ込まれた『義眼』による怯えのような意識から生まれてきている」(高橋 p.23)とか言っちゃう。えっ、義眼…。邪眼のようなものだろう。邪眼の力をなめるなよッ!!邪王炎殺黒龍波(ウォー・ギル…

【書評のようなもの】俵義文『日本会議の全貌 知られざる巨大組織の実態』

俵義文氏の『日本会議の全貌 知られざる巨大組織の実態』を読みオワタ。戦争は平和である(WAR IS PEACE)法案について「合憲だと主張する憲法学者もたくさんいる」とか言われていたとき、3匹しか出てこなかったへんないきものは「全員日本会議の中心メンバー…

【トンデモ】「親学」にじむ憲法観

朝日新聞(2016年6月17日)が「親学」を取り上げちゃったので適当に抜粋。「『親としての学び』や『親学』という呼び名で、子育てについて学ばせる動きが広がっている」。「その根拠になったのが、第1次安倍政権の2006年12月に改正された教育基本法だ」。「改…

【トンデモ】関野通夫『日本人を狂わせた洗脳工作』

関野通夫氏の『日本人を狂わせた洗脳工作 いまなお続く占領軍の心理作戦』(トンデモ本)のデムパもひどい。関野氏は、ウィキペディアで「私が自明の存在だと思っていたWGIPが、真偽を疑われていた」(関野 p.12)ってことを知っちゃう。で、「大昔に法学部を卒…

【トンデモ】Y染色体

未来人ジョン・タイター・八木秀次氏は、「何事にも合理的根拠を求めたがる現代人」(八木 p.74)について「たかが現在生きているに過ぎない現代人がその浅はかな知恵」(同上)でくぁwせdrftgyふじこlp~と述べる。「私はエドマンド・バークを始祖とする保守主…

【トンデモ】日本会議の表現規制

日本会議は、えっちなのはいけないと思います!と考えていて、「表現の自由については、現行憲法では」「あたかも無制限であるかのような誤解を与えている」、「青少年の保護育成のためのポルノ・雑誌等の有害図書の販売を規制しようとして青少年保護条例を…

【トンデモ】替え歌置き場

その他の替え歌しぐさは、このへんに置いておく。こういうのたくさん湧いてくるから困る…。 「デムパ戦艦シロウ」(「宇宙戦艦ヤマト」)さらば祖国よ 旅立つ船はデムパ戦艦シロウ常識の彼方 あっちのほうへももちを背負い 今飛び立つ必ずアカを 倒してくると…

【トンデモ】ともみ

稲田ともみ氏は「『デートDV』? 何ですか、それは」(稲田他 p.187)と聞いて、八木秀次氏は「まあ、手を出す普通の暴力もあるのですが、送ったメールに返信がないこともそれに含まれる」(同上 pp.187-188)と変なこと教えちゃう。すると、草葉の陰からモンス…

【トンデモ】それが『明日への選択』か…

大雑把にいうと1997年、インターネッツ黎明期に日本会議が設立され、1998年には歴史修正主義(日本会議史観)の主張がキバヤシよしのり氏の『戦争論』で提示され、へんないきものたち(潜在的右翼層が可視化されたもの)が湧いてきて「ここは酷いインターネッツ…

【トンデモ】ももち『憲法の常識 常識の憲法』

愛国アイドルももちの『憲法の常識 常識の憲法』によれば「憲法といえども、あくまで国民が国家生活を営んでいくためのルールにとどまる」(p.4)、「欧米諸国では、憲法はあくまで国家生活のためのルールと考えられている」(p.214)…。えっ。ももちは言う。「…

【書評のようなもの】上杉聰『日本会議とは何か』

上杉聰氏は『日本会議とは何か 「憲法改正」に突き進むカルト集団』で次のように述べている。「日本会議にはいくつもの弱点と欠点がある。その第1が、世間知らず、あるいは社会の現実を知ろうとしない傾向であり、もう1つが自分で考えようとしない他律的な傾…

【トンデモ】日本会議のへんないきもの

「それが『明日への選択』か…」と寂しそうに呟き、携帯で電話するフリをして「俺だ、○○(日本会議本の著者の名前)はどうやら俺達とやる気らしい…」等とほざいて「あぁ、わかってる。あいつなりの考えだな。タ・カハシ・シローゥ(別れの合い言葉、意味はない)…

【トンデモ】『新しいみんなの公民』育鵬社

日本トンデモ会議の関連書籍を扱う明成社の社長・小田村四郎氏は、育鵬社教科書を「国家再生の礎となる教科書」だと言っちゃってた。『祖国と青年』昭和62年(1987年)8月号で、小田村四郎氏は、GHQは「『罪』の意識を日本国民に植ゑ付けた(ウォー・ギルト・イ…

【トンデモ】ももち『女子の集まる憲法おしゃべりカフェ』

Berryz工房の百地章…いや、えっと、日本会議のももち監修の『女子の集まる憲法おしゃべりカフェ』(トンデモ本)は、改憲マニアの異常性を示すものであり、これは護憲派を増やす意図があると思われ。この本を出しちゃった明成社の編集部は、今の日本は「無差別…

【書評のようなもの】菅野完『日本会議の研究』

【追記:2016/07/15】菅野完『日本会議の研究』は“生長の家原理主義”主導の「草の根」の運動に注目していますが、別の観点の成澤宗男編『日本会議と神社本庁』や青木理『日本会議の正体』なども参考になります。 菅野完氏の『日本会議の研究』を読みオワタ。…

【トンデモ】産経脳の恐怖(江戸しぐさもあるよ)

ここでは産経新聞のコラム・産経抄(1996~2003年)を適当に引用し、デムパを浴びる。 ・1996年6月28日 産経抄は、世界日報…じゃない、えっと、産経新聞のアピール欄の大学生(厨二病)の「『自国の歴史に誇りを持ちたい』という投稿に胸が詰まった」という。も…

【書評のようなもの】樋口陽一・小林節『「憲法改正」の真実』

『「憲法改正」の真実』、読みオワタ。適当に引用する。 オウム真理教の真理国基本律…ではなく、自民党の憲法改正案(トンデモ)は、樋口陽一氏によれば、「東アジア型の権威主義、専制主義の国家に向かう」(p.223)ものであり、小林節氏は「目指すところは、独…

【書評のようなもの】神奈川新聞「時代の正体」取材班『時代の正体 vol.2』

『時代の正体 vol.2』を読み終えたので、適当に引用しておく。 川崎・桜本のヘイトデモに反対するカウンターの男性は、リベラル勢力の衰退を目の当たりにし、「この20年、小林よしのりの漫画や2ちゃんねるに熱中し、差別を娯楽のように楽しんできたつけがこ…

【トンデモ】『「親学」の教科書』『親学アドバイザーの手引き』

『「親学」の教科書』と『親学アドバイザーの手引き』は、言うまでもなくトンデモ本である。これはひどい。まず、『「親学」の教科書』では、岡田尊司氏の『脳内汚染』(トンデモ本)を引用し、「ゲームやインターネット依存と発達障害の関係」(p.14)なるもの…

【トンデモ】クラウゼヴィッツじゃないほうの『戦争論』(黒歴史をつくる会)

キバヤシよしのり氏の『戦争論』(トンデモ本)では「中学生はキレる流行にのってナイフで刺しまくり」(p.8)である。『MMR』11巻でも少年犯罪の凶悪化を取り上げ、その原因は「fの法則の乱れ」にあり、「形態共鳴」で日本中に広がるという(少年マガジン 1998年…

【トンデモ】戸塚宏『静岡刑務所の三悪人』

体罰マニア(戸塚宏氏)に体罰を加えると「人権派」に転向するようである。 『静岡刑務所の三悪人』(トンデモ本)で戸塚氏は次のように述べている。「文化的で最低限の生活を送ることは、憲法にきちんと書いてあることですが、刑務所の中ではまったく無視されて…

【トンデモ】高橋史朗『「日本を解体する」戦争プロパガンダの現在』(親学も300人委員会もあるよ)

高橋史朗氏の『「日本を解体する」戦争プロパガンダの現在 WGIPの源流を探る』(トンデモ本)によると「日本人の美しい伝統的精神の解体を目指したWGIPは」「多くの『反日日本人』を生み出し、彼らが」「働きかけて反日国際包囲網が形成されるとともに、日本人…

【トンデモ】保守派の家族論(親学もあるよ)

ここでは適当に保守派のトンデモ家族論を取り上げる。 加地伸行氏は、狩猟民族=個人主義、農耕民族=集団主義という区分を用いて、「日本は徹底的にこの農耕民族」「日本では集団主義というのが自然に生まれてきた」(加地 p.38)とする。そして「個人主義と…

【トンデモ】戸塚宏「子供には体罰を受ける権利がある」(ついでに田母神俊雄)

体罰マニアの戸塚宏氏によれば「体罰とは『進歩を目的とした有形力の行使』で」「子供を進歩させようとしてやるもの」(戸塚 p.210)なのだという.しかしながら「ここ半世紀,権利思想を持ち出して,『子供の権利の侵害になるから体罰をしてはいけない』とい…

【書評のようなもの】原田実『江戸しぐさの終焉』

原田実氏の『江戸しぐさの終焉』(2016年,星海社)では「親学」も取り上げられている.原田氏によると「江戸しぐさ」を教育現場で広める上で活躍したのは「親学」を提唱した高橋史朗氏である.「親学」とは「脳科学の知見を踏まえ,日本の伝統文化に基づいて…

【書評のようなもの】中島岳志・島薗進『愛国と信仰の構造』

中島岳志氏・島薗進氏の『愛国と信仰の構造 全体主義はよみがえるのか』(2016年,集英社)を読み終えたので,気になったところを引用しておく.島薗氏は「1990年代の『新しい歴史教科書を作る会』や近年のネット右翼などは,一見,宗教的とは見えない政治的ナ…

「ネット右翼」と新聞報道②

ここでは2010年代の新聞記事をいくつか取り上げたい. 2013年10月6日の毎日新聞(東京)朝刊では,『保守論壇亡国論』(山崎行太郎)が紹介されている.山崎行太郎氏は「保守の立場で発言している論者である」が保守論壇に対し「『わかりやすいお題目を集団で唱…

「ネット右翼」と新聞報道①

はじめに ここでは主に2000年代に「ネット右翼」がどのように新聞で報じられてきたかをまとめ,若干の考察を加える. 朝日新聞 2006年5月5日の朝日新聞朝刊では 「ネット右翼」を「自分と相いれない考えに,投稿や書き込みを繰り返す人々を指す.右翼的な考…