【トンデモ】未来人・八木秀次

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 未来のディストピアから来ちゃった未来人ジョン・タイター八木秀次氏は「今日、『人権』という言葉はこれを突き付けられると誰もが黙り思考停止させられてしまう黄門様の印籠のような効果を持つ『魔語』と化している」(八木 2001a p.40)とか言っちゃう。「魔語」って…。とりあえず「『人権』主張がとかく反国家的、反歴史的、反伝統的、反宗教的、反共同体的であり、ゴネ得のエゴの主張と化す」(同上 p.42)らしい…。「私たちは『人権』という言葉に怯える必要はない」(同上 p.43)と未来人は呼びかけている。怯えず、「八木秀次氏はキ○○○」(伏せ字しぐさ)とか書いちゃっていいのだ。「バランスを欠いた『やさしさ』が触法精神障害者の“放置”主義を生」(八木 2001b p.42)んだとか「“放置国家”はもうたくさんだ」(同上 p.43)とか言っちゃってる八木秀次氏は座敷牢から出ちゃダメ。
 八木秀次氏は、2ちゃんねらーでもある。「少年はインターネットの掲示板での会話のなかでも」「トイレでキバッテロ」「と書き込んでいましたね」(八木・木村 p.141)とネオむぎ茶に言及…。ネット上にいる八木秀次レベルのへんないきものネット右翼なのだろう(もともと『正論』『諸君!』『SAPIO』とかの紙に湧いていたへんないきものが90年代後半からインターネッツにも湧いてきて、「ここは酷いインターネッツですね」という状況になった)。自称・普通の日本人(ネット右翼)の八木秀次氏によると「人権」の「効果は水戸黄門の印籠のようです(笑い)。『人権』と口にしさえすれば誰もが押し黙ってしまう、あるいは思考停止してしまう、神聖で侵すべからざる言葉として流通している」、「『人権』というものに違和感を覚えるというのが、今の普通の日本人の感覚」(同上 p.142)、「『人権』は本来」「日本人の感覚とはまったく異質のもの」(同上 p.143)…。
 コウモン様とか「コモン・ロー」(同上 p.143)とか言ってるコウモンマニア八木秀次氏は、コウモンワールドに住む異世界人・高橋史朗氏の怪文書「『家庭科』という環境ホルモン ファロスを矯めて国立たず」(『諸君』2002年6月号)を紹介し、「家族関係・親子関係の希薄化は少年犯罪・非行の急増につなが」(同上 p.145)るとし、現代の統計に基づかない未来の議論を展開する。「社会的に訓練し、躾けて、はじめて人間になれる」(同上 p.149)という“早く人間になりたい”妖怪ヤギヒデツグ(人間に壺を売り付ける悪い妖怪)は、えっちなのはいけないと思います!として「性道徳の維持などは個々人の権利には還元され得ないものであり、社会全体の利益としか観念し得ない」(日垣・八木 p.92)という。さらに「人権も権利もそうですが、最近、その言葉を出すことで人々の思考をフリーズさせてしまう言葉が余りにも氾濫していますよね。PTSD(心的外傷後ストレス障害)などもその一つ」、「自分は弱者だ、と主張する者の多くが、実は弱者ではなくなっているのです」(同上 p.98)とか言っちゃう。「心神喪失、という概念の拡大、歪みについては、その背後に思想的、イデオロギー的なものが関わってるように思います」、「精神障害犯罪者の犯罪を不問に付そうとする人々が何を指向しているか、といえば」「対国家において犯罪者の利益を確保することにあります」(同上 p.103)とか、症状が悪化しちゃってる。
 ついでに椛島明実タソの黒歴史を置いちゃおう。尖閣諸島の展示活動で「『センカクン』『センカク博士』というキャラクターを作りました」(椛島 p.40)、尖閣諸島では「ヤギの大繁殖」(同上 p.41)…。えっ、ヤギ…。あっ…(察し)。椛島有三氏の憂鬱は続く。
 はい、替え歌しぐさ。

 

サムシング・グレート」(「サイレント・ヴォイス」)
デムパ降りしきる 日本会議
史朗 オウンゴール 周り引いてた
椛島有三 目隠しで隠す
みんなおかしいトンデモのオヤジさ
ひとりぼっちの椛島に
軋んだモモチ 心で笑ってる おおぉ
サムシング・グレート
サムシング・グレート
冷たい目をした椛島 憂鬱 おおぉ
サムシング・シロウ
サムシング・シロウ
囁いた八木が「人権いらない」って
サムシング・グレート

 

「インフォメーション~濃いヒゲの未確認~」(「テレポーテーション~恋の未確認~」)
「デマよ」と言い出せないうちに
広がっちゃった ウォーギルト何とか
史朗のデムパが 戦後を否定して
アッー 保守派は ムー民レベルのトンデモだ
大ボラ吹いて 保守オヤジ騙す
英語の文書 数枚渡し
『正論』に War Guilt Information
査読ないね 5月号 センセーショナルに発表
インフォメーション 心のノートが 
インフォメーション 今 江戸を飛ぶ
史朗だけが持っている史料 アッー 未確認

 

「髭妄言」(「夢冒険」)
心に江戸しぐさ デムパ出し過ぎちゃって
そんな髭オヤジ 引っぱたきたい
椛島有三 寝ころんで 朝日の記事で起きちゃう
高橋史朗をこんなとき 知らんぷりしたい
微笑むモモチが 改憲を唱える
朝日がしっかり記事にする この頃
心に江戸しぐさ デムパ聞こえるよね
史朗の邪眼で 親学を推進
心に江戸しぐさ デムパ出し過ぎちゃって
そんな髭オヤジ 引っぱたきたい

 

「喜劇!トンデモオヤジ団」(「檄!帝国華撃団」)
引きつった顔で咆え 『正論』載っちゃう
愛国心高らかに 躍り出るデムパたち
心まで成績で 評価するオヤジ
アカを蹴散らして 正義を示すのだ
走れ 高齢の トンデモオヤジ団
唸れ 笑劇の トンデモオヤジ団


「戦後が終わるまでは…」(「世界が終るまでは…」)
GHQに 僕は洗脳され
植え付けられた 義眼のようだ
歴史の全てを 尻つくすまでが
愛国ならば いっそ永久に江戸しぐさ
戦後が終わるまでは ヒゲ剃ることもない
そう願っていた 幾千のデムパ
親学の提唱が 何故か叩かれては
やつれきった椛島有三壊れる…
儚きデムパ このサムシング・グレート

 

「たかはしの湧く頃に」(「ひぐらしのなく頃に」)
振り向いたその後ろの (髭面 だぁれ?)
暗闇に邪眼開いて (デムパ撒き散らした)
親学は 国の施策となって マジで被害が出る
もうデムパは 笑う場合でないなら
シロウを止めろ デムパの髭を
その髭ごと もぎ取って止めろ
たかはしが湧く 日本会議
あのオヤジは もういらない

 


引用文献
八木秀次(2001a)「OPINION 人権は“国民の常識”を超えるか」『正論』343号 産経新聞
八木秀次(2001b)「OPINION 反「人権」宣言という処方箋」『正論』348号 産経新聞
八木秀次木村貴志(2002)「教育を考えるシリーズ対談(7)「反人権」教育が子供を救う」『正論』359号) 産経新聞
日垣隆八木秀次(2001)「何を偉ッそうに…… 暴走する『人権』に鉄槌を 『人権』はどこからきたか……その淵源を辿りつつ『わがまま』と化した人権に鉄槌を下す」『諸君』2001年9月号 文芸春秋
椛島明実(2012)「守ろう!尖閣諸島 大学で展示活動を行って」『祖国と青年』2012年3月号 日本協議会