2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評のようなもの】『徹底討論 ! 問われる宗教と"カルト"』

櫻井義秀氏は、統一教会が韓国の「朴正煕政権のもとで反共運動をおこなう尖兵、フロント団体として庇護を受けながら成長し」…「政権の庇護を受けて一定程度勢力を拡張して日本にやってきた。そこで岸信介や笹川良一といった人物との関係も利用しつつ、自民党…

【書評のようなもの】島薗進編『政治と宗教 統一教会問題と危機に直面する公共空間』

島薗進氏は、統一教会が攻撃性・暴力性を持続できた「一つの要因として考えられるのは、統一教会が政治的な庇護を得た」(p.36)ことにあると指摘している。「統一教会は日本における布教活動の初期である1960年代前半から、自民党の大物政治家や財力豊かな保…