【トンデモ】神谷宗幣編『参政党と創る新しい憲法』

 「戦後の教育とメディアのコントロールによって、国家や政府は悪意のあるものであり、国民を虐げるものという洗脳(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)を受け、国家や共同体のために、自分の力を活かそうという意識を日本人から消してしまったのです」(神谷 p.4)。ウギップ!
 「参政党の『創憲活動』は、憲法は西洋の価値観でつくるものだという戦後のマインドコントロールを打ち破るための国民運動であることを理解してください」(同上 p.76)。「個人の権利が、結局は私益にすぎず、個人の権利を追求すると西洋的な私益追求システムに行きついてしまう」(同上 p.127)…。
 ある創憲チームメンバーの中の人は「安達悠司氏の創憲セミナーを京都で受講した折、今の日本人の思考や価値観は、明治以降、西洋思考(唯物史観東京裁判史観)に染まり、西洋が素晴らしく日本は否定するという意識があるが」…「もっと日本に目を向けるべきだと言われた時、西洋史観に染まっている自分に気付くこともできました」(同上 pp.111-112)…。
 かつてオウム真理教は次のようなデムパを飛ばしていた。「GHQはメディアを検閲し、完全な情報統制を行っていた。この期間に強烈な『洗脳』が行われていた」(AUM PRES p.84)…「アメリカによる宣伝操作は」「映画・テレビ・ラジオを通じて、この90年代後半にさしかかった日本を、今まさに屈服させようとしているのである!」(同上 p.85)。「『欧米では~~』の大号令に押されて、日本人は次第に働かなくなった」…「アメリカの洗脳工作によって、『マジなんてカッコ悪い』という風潮がすでに染み込んでしまっている」(同上 p.86)…。そっ閉じ。

 

引用文献
神谷宗幣編(2025)『参政党と創る新しい憲法 創憲で幸福度を上げよう』青林堂
AUM PRES編(1995)『ヴァジラヤーナ・サッチャ no.7』オウム出版