【トンデモ】関野通夫『日本人を狂わせた洗脳工作』

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 関野通夫氏の『日本人を狂わせた洗脳工作 いまなお続く占領軍の心理作戦』(トンデモ本)のデムパもひどい。関野氏は、ウィキペディアで「私が自明の存在だと思っていたWGIPが、真偽を疑われていた」(関野 p.12)ってことを知っちゃう。で、「大昔に法学部を卒業した友人の作家の、ため息交じりの話」(同上)を紹介しちゃう。彼は大学時代のサークル仲間の集まりで「WGIPって知ってるかな?かな?」と聞いちゃった。知ってたのは「元国家公務員ひとり。あとの30人近い法曹人は、無反応」(同上 p.13)。同窓会でも「25人に同じ質問をすると、ウンと頷いたのは、元鉄鋼会社の社員だけ」(同上)…。そして関野氏は「日米関係の研究を専門としている、二人のアメリカの知人に、同じ質問をぶつけました」「なんと、彼らの答えも“知らない”でした」(同上)…。ムー民、乙。そんな質問、「あっ…(察し)」だろ、常識的に考えて。「基本的にデジタル思考の人間です」(同上 p.20)とか自己紹介してるけど騙されやすいのでは…。そもそも高橋史朗氏に「知人を介して紹介」(同上 p.22)の時点ですごいトンデモ。
 キバヤシ氏は叫ぶ。つまり、GHQは「精密な『日本人洗脳計画』に本気でとりくみ」、「猛毒WGIPは、日本人の脳細胞をむしばみ、分別と常識を狂わせ」(同上)たんだよ!!(もうやだ、このひとたち…)

 

引用文献
関野通夫(2015)『日本人を狂わせた洗脳工作 いまなお続く占領軍の心理作戦』自由社