樋田毅氏は次のように述べている。「1988~89年ごろのことだが、私は朝日新聞の同僚記者と2人で大阪府吹田市にあったハッピーワールド社を取材で訪れたことがある。その時、『朝日新聞が来た』という声とともに、数十人の信者たちに取り囲まれ、『帰れ!帰れ!』という罵声を浴び続けた。全員が引きつったような表情で、私たちをにらみつけていた。洗脳された人間の集団に対する恐怖を味わったことを告白しておく」(p.77)…。
大江益夫氏は壺について「普通のやり方では売れません。で、とんでもない販売方法が考案された。高く売るために、壺に霊力があるということにする。それを相手に信じ込ませるために」「家族の不幸を聞き出し、先祖の祟りを鎮めるためには、この壺が必要です、と言って売るわけです」(pp.79-80)と述べている。とんでもねぇ話だなぁこれ!?
また大江氏は「自民党は今、自分たちが生き延びるために」「"教団とは無関係"と世間にアピールしています。あれだけ、教団の世話になっておきながら、ひどいものです。選挙などで組織をあげて協力してきたのに、まるで手のひら返しです」「こんな連中、こんな政党をなんで応援しなきゃならんのか」(p.150)と語っている…。こんな人たちに負けるわけにはいかない!
引用文献
樋田毅(2024)『旧統一教会 大江益夫・元広報部長懺悔録』光文社