【トンデモ】高橋偽史朗「戦後教育の原点・WGIPの検証」『新・東京裁判論』

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 「『史朗』という私の名前は、父が占領下の日本の歴史を明らかにしてほしいという願いでつけた名前だということを、私は30歳のときに初めて知りました」(p.93)。シラネーヨ。
 「実はコミンテルンの秘密工作員共産主義者たちがGHQと非常に癒着した形で占領政策を誘導してきた」(p.94)という妄想をする高橋偽史朗は「私の先祖も武士ですが、いつも祖父から聞きました。先祖は、兵庫・龍野の脇坂藩の筆頭家老でした」(p.102)。過労…いや家老しぐさ。
 「『徹底検証 日本の右傾化』(塚田穂高編著、2017年)の中で、哲学研究者の能川元一氏がWGIPの批判をしています。その批判のポイントの第1は、要するに、WGIPは、きちんと客観的に裏付けされていないではないかという批判でした。それは関野通夫さんが2015年に『日本人を狂わせた洗脳工作』をお出しになって」…「資料的な裏付けがないということは事実に反することは、今日では常識となりました」(p.103)。えっ。
 「能川氏がWGIP論を批判した2つ目のポイントは」…「洗脳の効果が半世紀もの間持続しているという右派の主張は、洗脳に関する心理学の知見に反している」…「戦後70年も続いているというのは心理学の洗脳の知見に反するという反論です」…「そこで、私はこれからそれに対してきちんと反論していこうと思っています」(p.110)。超心理学会でやってください。
 「反日日本人たちは、『反日』という言葉を嫌います。私たちは『反日』ではないという。それは先ほどの能川元一氏の論文にも出てくるのです」(p.117)…。どう見ても高橋偽史朗こそが反日日本人であり、”高橋らの集団”は日本を「変な国」にしようとしている。「私は毎年、アメリカで1万キロ以上レンタカーを運転しながら研究を続けています」(p.118)。レンタカーしぐさ。そっ閉じ。

 

引用文献
高橋史朗(2018)「戦後教育の原点・WGIPの検証」 櫻井よしこ他『新・東京裁判GHQ戦争贖罪計画と戦後日本人の精神』産経新聞出版