稲田ともみ氏は「『デートDV』? 何ですか、それは」(稲田他 p.187)と聞いて、八木秀次氏は「まあ、手を出す普通の暴力もあるのですが、送ったメールに返信がないこともそれに含まれる」(同上 pp.187-188)と変なこと教えちゃう。すると、草葉の陰からモンスター化した渡部昇一氏が出てきて「そんなことになったら、みんな窒息してしまいますね」「『人権』が本来尊重される枠を超えてモンスター化」(同上 p.188)しちゃうという。窒息!出た!窒息出た!得意技!窒息出た!窒息!これ!窒息出たよ~~!
八木秀次氏は「私も、好んで染色体の話をしたわけではないのですが」(同上 p.202)とか言いつつ、蔵琢也氏などによってY染色体論の正しさが示され、「いまでは一般の理解も深まっている」(同上)とのこと…。えっ。“一般”とは…。ともみ氏は、蔵琢也氏の説明を引用し、「皇室には、神武天皇以来、Y染色体という刻印が連綿と受け継がれてきた。国民や世界の人々はそれでこそ皇室の中に二千年の歴史の重みを感じる」(同上 pp.202-203) …。結局、彼らにとって皇室は、どうでもいい玩具なのだ。
そして、ともみ氏は「子供たちに元気がないという問題は」「いまの教育内容が、自らのルーツを貶めることで自らを蔑視するよう仕向けているからだという気がします。これは子供を衰弱死に向かわせる教育です」(同上 p.244)とか言っちゃう。衰弱死!出た!衰弱死出た!得意技!衰弱死出た!衰弱死!これ!衰弱死出たよ~~!
で、ともみ氏、次のように述べちゃう。「いまの日本の閉塞感は靖国の英霊が篤く弔われていないことにあるのだ。祖国のために命を捧げてすらなお、尊敬も感謝もされない」「これで公共心を持てというほうが無理」(同上 p.262)…。ともみ氏は「新聞を読んでいると藤岡信勝先生が自由主義史観研究会を立ち上げられ」「私はすぐに入会しました」(稲田 pp.24-25)とのこと…。あっ…(察し)。
アカくない彗星・ともみ氏は、モビルスーツの性能の違いが戦力の決定的差でない…を真似て「精神的豊かさで他に優越すれば、所得格差は決定的格差ではない」(同上 p.42)ことを教えてやる!という。「和歌や俳句を作りながら田園に生きるというのもひとつの美しい生き方だろうし、そういう価値観が日本本来の精神文化であった。このような精神の優越性を取り戻すことが、日本が目指すべき『小さな政府』」(同上 pp.42-43)…。「自助・自立の精神に基づく小泉構造改革が目指しているものは正しい。ただし、それは」「道義大国・日本が実現されてこその『小さな政府』」(同上 p.43)…。はぁ、そういうのは高橋史朗氏とやって下さい。「日本的価値観とは家族と地域を大切にすることです。そして、まじめに働く人が報われる社会です」(同上 p.253)…。職歴のない椛島有三氏の憂鬱は続く…。
ちなみに民主党政権のとき、ともみ氏は「いまはもう、民主党に対する怒りと自民党内の閉塞感に包まれて叫びだしそうになっています。憤死しそうです」(渡部他 p.85)と述べていた。憤死!出た!憤死出た!得意技!憤死出た!憤死!これ!憤死出たよ~~!
ついでに高橋史朗氏のデムパを置いておこう。「今、なぜ『親学』なのか。それは時代と環境の変化に伴い、親心が衰退し」「子供の『心のコップ』が下を向き」「『脳内汚染』が進んでいるからである」(桜井 p.196)…。「発達障害と非行や不登校、児童虐待との密接な関係が明らかになっているが」「背景には『伝統的な家族の崩壊』『親性の解体』『親心の衰退』という根本的な問題がある」(同上 p.197)…。親学は、「脳科学や発達心理学等の最新の科学的知見によって日本の伝統的子育ての知恵を創造的に再発見」(同上 p.209)しちゃうものらしい…。「男性の正規雇用拡大、親になるための学びの推進など実情に即した少子化対策に一刻も早く取り組む必要がある」(同上 p.216)とか言ってるけど、実情に即してないと思われ。そして、「絆とは」「束縛することを意味している。従って『絆のある社会』とは」「育児を保育所に求める社会ではなく、まず『自助』努力をし、地域社会の絆で『共助』した上で、行政が『公助』する社会のことである」(同上 p.214)…。それは高橋史朗氏に束縛されちゃうディストピア。あ、そういえば職歴のない椛島有三氏って年金は…。はい、自助努力。
おまけ:替え歌。
「もっと!モット!おやがく」(「もっと!モット!ときめき」)
親とか絆とか 最初に言い出したのは 誰なのかしら
ヒゲ抜けて逝く おやがくメモリアル
今日も椛島たちと デムパ飛ばして
遺伝の神秘は サムシンググレート
とっておきのしぐさ
たかはし しろうは でんとう 大好き
ももちたちと遊んで欲しい
(GHQ) 洗脳は上出来
(押し付け憲法) 準備はOK
改憲の予感 そよ風に乗せ
(八木秀次) 教科書の偏向
(qあwせdrftgyふじこlp) 記述直したら
今日こそ言えそう WAR IS PEACE
「ももちの笑顔に会いたい」(「笑顔に会いたい」)
だけどキになる 昨日よりもずっと
途切れた夢 2人の続きが尻たい
アッー 椛島 時間を止めてよ
教科書…改善…まだヒゲ乾かない
アッー 助けて デムパがキまらない
ももちの夢見たせいヨ
焦げかけのももちを かじったら
何故か不意に胸がとキめいた
甘くて苦いサムシンググレート
だからキになる こんなキ持ちは何故
今一番 ももちの笑顔に会いたい
「ゆずれない史朗の願い」(「ゆずれない願い」)
止まらないデムパを目指して
ゆずれないももちを抱きしめて
国の色がアカく染まって逝く 日教組状態
このままでは祖国滅亡
いつもサムシンググレートを 親の気持ちで
繰り出してきたけど 出し切れない実力は八木のせい?
止まらないデムパを目指して
ゆずれないももちを抱きしめて
色褪せない江戸のしぐさを 今取り戻そう
引用文献
稲田朋美・八木秀次・渡部昇一(2008)『日本を弑する人々 国を危うくする偽善者を名指しで糾す』PHP研究所
稲田朋美(2010)『私は日本を守りたい』PHP研究所
渡部昇一他(2011)『渡部昇一、「女子会」に挑む!』ワック
櫻井よしこ+国家基本問題研究所(2014)『日本の勝機 米中韓の変化に果敢に向き合え』産経新聞出版