【書評のようなもの】榊利夫『統一協会はどうなるか! 謀略的・反社会的な反共組織のゆくえ』

 "一線を画している"という設定の「統一協会系の高橋史朗・明星大教授は、92年の『現代のエスプリ』304号で、まるで『国連・子どもの権利条約』の『批准運動』が反日教育の道であるかのように描きだしている。高橋説と統一協会は、性教育を『性解放教育』だと単純化し」(p.54)て攻撃している。「『性教育』イコール『性解放教育』イコール『共産革命の思想』だとは、とんでもない"哲学化"であり、難くせである」(同上)。とんでもねぇ話だなぁこれぇ!?
 「文鮮明の日本統一協会への指示は、日本を"神の国"に変えることであり、そのために当時、統一協会=国際勝共連合の初代会長をしていた久保木修己(修身)を"総理大臣"にするというものであった。この荒唐無稽な目的のために、統一協会は68年、ソウルについで日本でも『国際勝共連合』を発足させ、自民党・保守勢力と結びついて、各級選挙での自民党など反共勢力の当選や『スパイ防止法制定国民運動』などの謀略活動をおこなってきた」(p.171)…。あべぴょんは久保木ぴょんに代わって総理大臣になったのであり、いわばまさに日本は"神(髪)の国"であります。できない理由を考えるのではなく!

 

引用文献
榊利夫(1994)『統一協会はどうなるか! 謀略的・反社会的な反共組織のゆくえ』新日本出版社