【書評のようなもの】『韓国の謀略機関 国際勝共連合=統一協会』②(エバ右翼)

 ミイラになったミイラ取りの久保木修己が「ヘンリー・O・クボキの名でアメリカにおけるKCIAの工作にも一役買っている」(p.192)ように「国際勝共連合の本質は、けっして、韓国のインチキ宗教の日本における活動組織ではなく、米CIA、KCIA、それに日本の財界と政府自民党が最高に期待している反共運動体であり、彼らの有力な下部組織である」(p.197)といえる。「国際勝共連合をこのように育成してきたのは、岸信介笹川良一に代表される、日本の戦犯人脈であった」(pp.197-198)。
 「戦中『鬼畜米英』『聖戦遂行』と勇ましく叫んでいた輩ほど、占領者に媚び、その靴の裏をなめ、新しい主人に忠勤したのである。とくに戦犯の連中は、ひたすらアメリカに忠節をちかい、生命乞いをして助命された」…「アメリカCIAが彼らを許したのは、反共につかうためだった」(p.199)。「しかし天皇制護持と統一協会は何としてもむすびつかない。文鮮明をイエスの再臨とみ、『天地の創造主たる唯一絶対』の存在とする統一協会天皇を現人神とし唯一絶対とあがめる右翼がしょせん手を結べるはずはないのだ。ここに、顔を赤らめず欲と反共のためには何でもやる無節操な戦犯右翼」(p.200)…。
 戦犯人脈は、いわばまさに「エバ右翼」なのである。エバウヨ怒りのメッコール一気飲みwww

 

引用文献
大野達三(1978)「戦犯人脈と国際勝共連合日本共産党『韓国の謀略機関 国際勝共連合=統一協会日本共産党中央委員会出版局