文が鮮明な高橋偽史朗は次のような妄想をしている。「左翼勢力が」「これまで積み上げられてきた教育正常化の流れを切り崩そうと画策している」…「左翼勢力による"巻き返し"という意味では昨年春に起きた『LGBT理解増進法』や『選択的夫婦別姓』の導入の是非などをめぐる騒動も軌を一にする動きといえる。安倍晋三政権下では全く前に進まなかった左翼肝いりの政策を菅義偉、岸田文雄政権で何としても前に進め、実現させるべく働き掛けが活発になっているのである」(p.208)…。
「性は男と女しか存在しない。多様ではないのである」(p.210)…「性自体が極めて道徳的、倫理的な価値判断のもと、自分を律していくことが求められる営み」(p.213)…。「男性が『男らしさ』を、女性が『女らしさ』を追求する。これは男性、女性それぞれに宿る共通の特性を大事にするということである」(p.215)…。男らしさとはデムパを飛ばしたり、石碑を作ったり、時計を盗んだり、「ウラジーミル。君と僕は、同じ未来を見ている。ゴールまで、ウラジーミル、二人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか」などと述べることである。
偽史朗は楊尚眞(『グローバル性革命』翻訳中)のデムパを引用し「西欧で進められてきたグローバル性革命がそのまま圧縮されて日本に浸透しつつある。子供たちが正しい性倫理・道徳を確立する前に低俗な性文化に晒され、幼年期における純粋で健やかな精神が保護されていない」…「性的堕落の暗雲を払拭しなければならない」(pp.213-214)…。ちょっと合同結婚式行ってくる。