【トンデモ】高橋偽史朗「少子化対策のパラダイム転換」(文が鮮明)

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 文が鮮明な高橋偽史朗は「『家族省』か『人口省』を創設し」「家族機能の維持・強化を含む包括的な家族政策を一元的に推進すること」(p.43)を提案している。「家庭連合省」ですね、わかります。このデムパの背景にあるイデオロギー新保守主義であり、「『日本型福祉社会』の実現を目指し、『家庭基盤の充実』を重視した大平政権の政策を再評価し」(p.46)ちゃってる。日本型福祉社会論は、オイルショックで西欧型の福祉国家への道が断念された後に登場した議論で、“伝統のようなもの”によって社会保障削減を正当化するものである。
 さらに麻原偽史朗は、次のような緊急デムパ宣言を発令している。「社会状況の変化により、自然に『親になる』ことができなくなり、岡田尊司精神科医が言う『母という病』、『父という病』が広がっている」…「児童虐待家庭内暴力が急増し、中高年の自殺やストーカーも増え、世代を超えて日本人の精神的劣化が進み、人心の荒廃は目を覆うばかりである」…「『親力』のみならず『祖父母力』の低下も目立ち、戦後教育を受けた3世代の負の連鎖が広がり、『家族と地域の絆』が崩壊しつつある」(p.49)…。これが"脳内汚染"の実例です。

 

引用文献
高橋史朗(2019)「少子化対策パラダイム転換 従来の対策の限界と今後の課題」『インテリジェンス・レポート』2019年9月号 インテリジェンス・クリエイト