【トンデモ】高橋食口朗「左翼政策『こども庁』実現めざすのか」(『正論』2021年12月号)

 高橋食口朗は開いた口が塞がらない。「『こども庁』設置構想の背後にどのような動きがあって誰が何を狙って言い出した政策なのか、といった点が直視されていない」…「『子ども家庭庁』という当初の案が変更されたのは、『勉強会』で講演した被虐待経験のある女性から、虐待を受けた子供たちは『家庭』という言葉に傷つくと指摘され、これを踏まえ『家庭』が削除されたのだという。不見識であり、開いた口が塞がらない。子供の危機的状況は家庭の問題と明らかに密接不可分である。家庭を視野に入れた『こども家庭庁』であるべきだろう」(p.151)。家庭連合と明らかに密接不可分で文が鮮明ですね、わかります。
 「国連勧告が日本の左派のNGOや反政府、反権力団体、その関係者らによっていいように利用されている」「『強制連行』『性奴隷』『沖縄県民は先住民族である』『ヘイトスピーチ』『体罰禁止』『性的指向及び性別認識差別』『アイヌ』問題…などこれまで左翼が唱えてきたマターには悉く国連勧告が利用されて、お墨付きを与える役割となっている。メディアがこうした虚構じみたカラクリを明らかにしないため、事情を知らない国民も多い。まるで日本の人権状況に改善されるべき根本的課題が存在するかのような認識が広がるのだ」(pp.152-153)。高橋食口朗は「体罰禁止は左翼」だと思っているが、お前それ静岡刑務所でも同じ事言えんの?
 神側である「安倍政権下の『教育再生』政策を真っ向から否定して左翼側の利害や思惑に適った教育政策への転換・再編を狙う。その第一歩が『子ども庁』『子ども基本法』というわけだ」(p.155)。すなわち、当初の「こども家庭庁」の名称をトリモロスことにより、個人の救済を目指す宗教の段階を終え、理想家庭の実現を通して神様の夢である地上天国と天上天国の建設を目指す家庭時代が到来(ry
 例の『グローバル性革命』は次のように警告しているという。「グローバル性革命(文化マルクス主義)の核心は性規範の解体である。それは社会構造を解体し、社会的な混乱を引き起こす」(p.157)…。そして高橋食口朗は、あの言葉でしめくくる。「美名のもとに、教育基本法改正や道徳教育、学習指導要領、教科書検定青少年健全育成施策などが否定され、子供の権利が歪曲・拡大解釈されて日教組や『過激な性教育』運動団体などの独善的な主張が持ち込まれるのは許されない。こうした偏向した主張とは明確に一線を画した有識者会議』の成熟した審議を求めたい」(同上)。
 かつて世界平和教授アカデミーの"誘いも断り、明確に一線を画している"としていた高橋食口朗は、いわばまさに今では家庭連合系の御用学者である。マザームーン、君と僕は同じ未来を見ている。ゴールまで、マザームーン、2人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか。

 

引用文献
高橋史朗(2021)「左翼政策『こども庁』実現めざすのか」『正論』2021年12月号 産経新聞社