【トンデモ】ネットアドバイザー偽史朗の「勝共の原理」

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 某写真集を鑑賞しながら高橋偽史朗は、次のようなデムパを放っていた。「『歴史戦』は中国や韓国との論争ではないのです。第三国がどちらの主張を支持するかという戦いなんですね」…「横井小楠という方が『公共の天理』という言葉を使ってるんです」…「日本は民族主義で言っているのではない、国家主義で言っているのではなくて、まさに公共の天理で国際発信してるんだという、そこに説得力がある」(p.59)。つまり「公共の天理」とは「勝共の原理」であり、文が鮮明に統一されているのである。
 また、高橋偽史朗は、自助と排除を推進する新保守主義者であり、「かつて大平政権では『家庭基盤の充実』、『日本型福祉社会』を重視した。『自助から共助、共助から公助』ということが大事」(p.64)だと述べている。こうした思想を疑似科学によって正当化したのが親学である。「私は『親学』というのをやってますが、聞いてほしい方々がなかなか来ない。そこで」「ギャルママ協会」(p.66)を狙い、ギャルママにデムパを注入したのだという。
 しかも高橋偽史朗は、イソターネッツにも詳しいらしい。「私は埼玉県でネットアドバイザーというシステムをつくりまして、『親が何をすべきか』ということをきちんと研修するということをやりました」(p.73)…。研修では「高橋偽史朗で検索しないでください」と注意をするべきだろう。そっ閉じ。

 

引用文献
野原明・高橋史朗山口香・松井成一(2019)「明日の日本の教育を考える 教育シンポジウム高知 変えていくもの 変えてはいけないもの : 教育の本質は何か! 『志国』高知で不易流行を考える」『教育創造』 2019年2月号 日本教育文化研究所