統一協会=家庭崩壊連合は「性的少数者の運動で先行する欧米では、宗教的、保守的価値観を持つ人々の良心に基づく言動までが裁かれる状況が生まれている」「寛容や多様性を掲げる推進派は、反対する人々に対しては容赦のない弾圧をおこなう非常に不寛容な性質を持っている」(p.9)などと主張している。しかし、当然ながらカルトに寛容になってはいけない。「家族の重要性を主張することすら難しくなるだろう」(同上)と述べているが、統一協会こそが家族を破壊しているのである。
文が鮮明なメッコール島田洋一(頭がQ)も「米国の事例を踏まえ、推進派が『多様性』を唱えながら『非寛容』を露呈する矛盾を指摘。『バランスへの努力』こそが解決策だと説いている」(p.19)という。バランスしぐさは、カルトを容認させる手口である。さらに統一協会は「多様な性のあり方を前提とした社会の制度化」は「結婚・家族制度を否定し、一種の社会革命を志す文化共産主義運動と見るべき」(同上)…。そっ閉じ。