【トンデモ】名越二荒之助『教科書から見た戦後教育 日本回帰の潮流を起さう』

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 イオンド大学の名越二荒之助は、教科書の公害についての記述を疑問視し「日本のやうな資源のない国で、人口が1億以上もゐて経済大国となり、技術革新を行って、日本の経済の生きのびる道を図らうとしますと、公害もその結果として起こらざるを得ないのです」(p.3)と主張している。うわぁ、公害が喋った。かつて名越は日本が"他国からはエコノミック・アニマル(経済獣)と揶揄せられている"と述べていたが、名越を覗くとき、名越を覗いているのである。いわばまさに名越がエコノミック・アニマルであると伝えられよ。
 「現在の学界は、実証主義が支配的であって、実証できないことは歴史として認めない強い傾向があります」(p.8)という名越はデムパによって実証主義を乗り越え「名越史観」を確立したといえる。名越は出版や講演によって若者を「目覚め」させる活動をしていた。名越DE真実である。1968年出版の「『大東亜戦争を見直そう』に書いてゐますが、今大学生がこれをよく読んでくれるのです」…「各地の大学が、大学祭をしますと私を講演に招いてくれるのです。若い学生が『大東亜戦争を見直そう』を読んで大変感激して、『今まで我々は騙されてゐた。』『真実を教へられなかった。』と言って先生来て下さいといふのです」(p.22)。あっ…(察し)。
 名越のデムパは1997年創刊の伊勢雅臣(イオンド大学)のメールマガジン「国際派日本人養成講座」によってイソターネッツ上に拡散し、ネット名越(ネット右翼)を生み出すことになった。なお、名越を"洗脳"したのは森本真章である。

 

引用文献
名越二荒之助・全国神社総代会編(1981)『教科書から見た戦後教育 日本回帰の潮流を起さう』全国神社総代会

【トンデモ】親学推進統一協会メッコールマガジン第142号(世界平和統一こども家庭庁)

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 親学推進統一協会メッコールマガジン第142号(2021年12月15日発行)によると文が鮮明な高橋偽史朗は「12月8日に自民党本部で開催された青少年健全育成推進調査会で『青少年健全育成と家庭教育支援について―『子供の最善の利益』の視点から―』というテーマで講演した」という。いわばまさに高橋偽史朗や自民党が不健全そのものである。
 「このテーマで講演を依頼されたのは、自民党の選挙公約に『家庭教育支援法』と『青少年健全育成基本法』の制定が明記されたことを踏まえて、『子供の最善の利益』とは何かという視点から、『こども庁』問題と絡めた今日的課題を明らかにするためである」…。えっ。
 「講演の締めくくりとして、『こども庁』を『こども家庭庁』に改めるべきだと強く主張したが、最後の挨拶で山谷えり子議員もこの点を強調された。結果的に、日本政府は『先週行われた自民党の会合』(ANNニュース報道)を踏まえ、組織名称を『こども家庭庁』に改める方針を固めた、と報じられている」…。世界平和統一こども家庭庁ですね、わかります。
 「私は拙著『知っておきたい「こども庁」問題Q&A』(歴史認識問題研究会発行)を出版したが、以前に別の拙著を3千冊買い上げて下さり、全国の大学図書館に郵送し、山谷えり子事務所と義家兼介事務所に国会議員や官僚に配布してもらうように依頼された篤志家が今回も8百冊買い上げて下さり、同様の措置をとって下さった」…。キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
 「子供を育てる『育児』の前に、自分の心のコップを上に向ける『育自』こそが問われている。それを親学では『主体変容』というキーワードで示してきた」…「『道徳サロン』拙稿連載6『地獄への道は「善意」で敷き詰められている』で詳述したように、子供が嫌がることでも子供の壁になって『他律』によって『自律』、『自律』から『自立』へと導く教育が『児童の最善の利益』につながる」…「子供には本気で『叱られる権利』があり、親にも本気で『叱る権利』(懲戒権)がある」…。あっ…(察し)。
 さらに高橋偽史朗はポリコレについて「その思想的淵源は『フランクフルト学派』と呼ばれる『文化マルクス主義』である」とする。「労働者階級に代わって革命の英雄になるのは、女性、性的少数者少数民族等であり、ジェンダー平等、すなわちLGBT等の少数者の権利をポリコレを盾にして過剰に擁護、尊重し、異論を封殺して対立をあっている。ポリコレの欺瞞性を痛烈に批判する早川俊行氏は」…。そっ閉じ。

【トンデモ】河添恵子・杉田水脈『「歴史戦」はオンナの闘い』(イルミナティしぐさ)

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 文が鮮明な河添恵子は次のようなデムパを飛ばしている。「ベルリンの壁が崩壊し、ソビエト連邦が消滅して四半世紀を経ていますが、コミンテルン(共産主義インターナショナル)は弱体化したどころか、活気づいている」…「学童保育といった家庭に近い現場にまで、コミンテルンの工作が着々と進んでいたのです」…「コミンテルン、そして中国政府は天皇制を潰す、すなわち皇室の解体と神社潰しを目論んでいます。その先は日本をジェンダーフリー共産主義体制にして、我々を支配し属国化したいのです」…「『社会が子供を育てる』という掛け声のもと、赤ちゃんを自分の手で育てる『ママとしての幸せ』は奪われ、専業主婦という表現は死語となり、皆、ロボットのごとく労働者になります」(p.2)。な、なんだってー!!
 キバヤシ…いや河添恵子はセクハラについて「言われた側が不快に思えば『セクハラされました』ってなわけでしょ?それでは男性や上司は委縮して何も言えなくなり、職場の人間関係はどんどんギスギスしていくだけのような」(p.19)と述べている。それに対しDQNネーム杉田水脈は「それって日本の国力低下に直結しますよね。企業の生産性が下がるんですから」(同上)…。セクハラ禁止で生産性が下がるような企業だらけの日本は、いわばまさに「エバ国家」である。
 そしてキ…河添恵子は"頭がQ"でトンデモな陰謀論を唱え「ソビエト連邦は崩壊しましたが、コミンテルン思想やその組織、国際ネットワークは消滅したのではなく、主舞台を世界の機関に移してパワーアップさせてきたのでは」…「そのドンが誰なのかはわかりませんが、イルミナティ(国際金融資本家)の関与がないはずがありません。イルミナティの新・世界秩序(New World Order)には、『愛国心民族意識の根絶』『家族制度と結婚制度の撤廃』『共産主義教育の実現』『すべての宗教の撤廃』などが記されているようです」(p.47)…。サタン=ルーシェルのことですね、わかります。
 さらに河添キバヤシ恵子によると外務省は「高偏差値であるがゆえに、ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)が頭の先から足の爪の先まで染みついてしまっているのかもしれません」(p.50)…。非常にしつこい中においてですね、あのー、非常に何回も何回も熱心に言ってこられる中にあってですね、河添恵子が「日本のアダルトコンテンツは、ネット時代の今日、おそらく海外でも多く見られていそうですよね」(p.126)と語り、杉田水脈が「アニメなどの二次元では、美少女もの、ロリコンものが人気を博しています」(p.127)……「武藤貴也議員のシールズ批判の後、お金の問題が出てきたら」「トカゲのシッポ切りをしていくわけです」(p.179)…。そっ閉じ。

 

引用文献
河添恵子杉田水脈(2016)『「歴史戦」はオンナの闘い』PHP研究所

【書評のようなもの】清水雅人他『新宗教の世界Ⅴ』(文が鮮明)

 「統一原理に興味をいだいた庭野日敬佼成会会長は、自分の弟子をして、統一原理を研究せしめることになる。そのために立正佼成会の東京青年部が動員され、『世界青年会』というのが発足した。そして何回となく、統一原理を学ぶ修練会が開かれ、会場には立正佼成会の道場が提供された。昭和38年(1963)のことである」…「この会の中心者は、当時、庭野会長の秘書を勤める久保木脩夫であった。この人こそ、誰あろう、現日本統一協会を背負って立つ会長・久保木修己、その人であったのだ」…「修己は立正佼成会の姓名判断でつけた名である」(p.139)。
 「佼成会教団内では、庭野会長亡き後の後継者は、久保木修己ではないかと噂されていた」…「ところが、このミイラ取りは、ミイラになってしまったのである。彼は統一原理を聞くに及んで、それに熱中してしまい、ついには立正佼成会を飛び出し、師・庭野日敬を捨てて、新しい神・文鮮明のもとに走ったのである」(p.140)。
 『原理講論』では「エバを誘惑して善悪を知る木の実を食べさせた『蛇』とは、実は『サタン』であった」…「その『サタン』とは、天使長・ルーシエルの堕落したなれの果てである」(p.143)。神はアダムとエバを愛し「それを見てルーシエルは、嫉妬に狂うようになる。嫉妬に狂ったルーシエルはエバを誘惑して不倫な性交をしてしまった」(p.144)。「統一協会の信者たちは、エバとサタンとのこの性行為は単なる神話ではなく、6千年前に行われた厳然たる歴史的事実であると主張する。そしてサタンは今なお生き続け、共産主義者を操っていると信じている」(pp.144-145)。
 「原理講論の説くところは、そのままで反共の教義になっている。共産主義をサタンとする教義をもつこの教団の実践活動が、狂信的反共運動となっていくことは、必然の成行きである。彼らは普通用いられている『反共』という語を使用しない。勝共』という」(p.152)…。そっ閉じ。

 

引用文献
荒井荒雄(1979)「世界基督教統一神霊協会 原理運動と勝共連合」清水雅人他『新宗教の世界Ⅴ』大蔵出版

【トンデモ】親学推進統一協会メッコールマガジン第140号(新しい全体主義しぐさ)

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 親学推進統一協会メッコールマガジン第140号(2021年10月15日発行)で高橋偽史朗は次のように述べている。「『同性愛は生まれつきか?』を翻訳した楊尚眞教授が翻訳中のガブリエル・クビー著『グローバル性革命-自由の名によって自由を破壊する』も必読の書である。同書によれば、1960年代以降、国連、欧州連合、メディアの支援の下、社会の価値システムを変化させようとする強力なロビー活動が展開され、その目標は『道徳的制約から解放された絶対的な自由』であったという。性的少数者のために『性的規範』を解体し、その結果、『健康な社会を可能にする家族の価値が奪われてしまった』のである」…。
 「欲望から生まれる低俗な行動は、道徳体系を破壊し、人間とその文化を歪曲させてしまう」…「家族は解体され、人間の尊厳性、普遍的道徳価値、イデオロギーを超えた真理の追求と呼ばれる高貴な価値が抑圧され、多くの子供たちと10代の若者が精神疾患に苦しんでいる」…「多くの文化が道徳的堕落によって消滅し、『統一されたアジェンダを追求するグローバルネットワークが存在していることは明らか』であり、『グローバル性革命』という『新しい全体主義』が台頭している」…。
 「一昨年の国連の『子どもの権利委員会』の対日勧告(日本政府に対する総括所見)には、緊急措置が必要な勧告として、『包括的な反差別法を制定すること』が第一に掲げられ、『こども庁』の勉強会で強調された」…「『こども庁』論議をリードしている団体や識者の背後に潜んでいる『新しい全体主義』という新マルクス主義(文化マルクス主義)の狙いは何かを見抜く必要がある」…。
 「子供の権利や自由を強調する人々の善意の背後にうごめく『自由の名によって自由を破壊する』新しい全体主義から、子供を救い出し、家族や家庭、文化、社会を守らねばならない」…。そっ閉じ。

【トンデモ】親学推進統一協会メッコールマガジン第139号

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 親学推進統一協会メッコールマガジン第139号(2021年9月15日発行)で文が鮮明に統一された高橋偽史朗は「こども庁」について次のように述べている。「同庁の準備を進めている山田太郎参議院議員によれば、『虐待を受けた子どもは家庭という言葉で傷つくから変えてほしい』という意見(Children Firstの子ども行政のあり方勉強会)によって、当初の『子ども家庭庁』が『こども庁』に変更されたという」「このような『不見識』に対して異議を唱える者がいない勉強会がリードする『こども庁』構想は根本的に見直す必要がある」…。
 「議員立法で『子ども基本法』を制定する見通しであるが、バランスの取れた、国民に開かれた徹底審議を求めたい。詳しくは、モラロジー道徳教育財団『道徳サロン』に連載している拙稿4『「不動の真理」を置き去りにしてはならない』、同6『地獄への道は善意で敷き詰められている』、同44『反日左派と性革命思想に操られる「こども庁」構想・理論』、同『「こども庁」論議に欠落する「健全育成」の視点一他律によって自律へと導く「教育の論理」一』を参照してほしい」…。そっ閉じ。

【トンデモ】高市早苗「『自立と勤勉の倫理』を取り戻す」

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 日本人は"和を重んじる民"(和民)であり、「私たち日本人は『自立と勤勉の倫理』を再び取り戻さなければならない」…「国民の依存心を煽る政策は、日本人が大切にしてきた自立心や勤勉の美徳を損ねてしまう」(p.41)のである。
 「このところ、健康そうな若い方が、求職活動をせずに生活保護を申請する傾向を心配しています」(p.43)…「現在の雇用情勢は厳しいですが、仕事を選り好みしなければ、働ける場所は沢山あります」(p.44)…。諸君、愛国企業ワタミで働こう!!過労死は美徳である。アヒャヒャヒャヒャ ヘ(゚∀゚ヘ)(ノ゚∀゚)ノ ヒャヒャヒャヒャ
 「若い世代までが富を生み出さずに福祉のお金を使っていては日本も滅びますので、キャリア教育などで子供たちの勤労観や職業観を養うことも含めて、もう一度大事な価値を取り戻したいと考えています」(pp.44-45)。日本人の大事な価値、それは自己犠牲、滅私奉公…つまり社畜(期待される人間像)になることである。サービス残業万歳!ワタミ神社で会おう(o´・ω・`o)ノシ

 

引用文献
高市早苗(2011)『「日本」を取り戻そう!  民主党政権には守れない国家と国民』國民會館