【書評のようなもの】藤生明『徹底検証 神社本庁』

 2018年2月11日、「東京・明治神宮会館では、神社本庁日本会議系団体が勢ぞろいした『日本の建国を祝う会』が奉祝中央式典を催した」(p.86)。壇上には「統一教会と関係の深い国際勝共連合事務総長の横田浩一」(p.87)…。真の保守は文が鮮明であり、統一協会に寛容(関与)なのである。「『勝共UNITE』は、国際勝共連合傘下の学生組織。各地の街頭で『憲法改正』『安倍政権支持』『反共』を訴えている」(p.88)。安倍壺三首相がんばれ!安倍壺三首相がんばれ!統一協会、名称変更よかったです。
 1978年10月、「元号法制化実現国民会議の総決起大会が東京・日本武道館で開かれ」…「決議文を読み上げたのは、後に『新しい歴史教科書をつくる会』の創設メンバーとなる高橋史朗だった」(p.156)。「当時は高校講師で、日青協に属していた」(pp.156-157)。「その後、高橋史朗は、中曽根内閣の臨時教育審議会の専門委員に就任し、若手教育学者として注目される存在となっていく」(p.158)が、勝共連合の鮮明なビデオ『性教育過激派のねらい』に出演したり、『タヴィストック洗脳研究所』や『新版300人委員会』を引用してデムパを放ったりして、そっ閉じされる存在になった。

 

引用文献
藤生明(2018)『徹底検証 神社本庁 その起源から内紛、保守運動まで』筑摩書房