【トンデモ】ケント・ギルバート『いよいよ歴史戦のカラクリを発信する日本人』

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 「戦後、GHQ(連合国軍総司令部)がWGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)を通じて、日本人に『自虐史観』と『東京裁判史観』を効率よく刷り込んだ」(p.2)とか「戦後の思想状況を一言で表すと、『GHQが残した負の遺産を左翼が徹底的に利用して、日本人を洗脳してきた』ということ」(p.21)とか「共産主義者らの陰謀にはまって、多くの日本人が先の戦争で命を落としました」(p.67)とか「コミンテルンの連中が考え出した『日本人弱体化』」(p.217)とか言っちゃう危ないケント・ギルバート氏は、2016年3月28日、統一協会系の世界戦略総合研究所で講演しちゃった。「日本人は、とにかくお人好しで騙されやすいのが最大の弱点です」(p.4)。騙されやすいエバは、善悪を知る木の実を蛇にそそのかされて食べてしまう。蛇は堕天使ルーシェル(ケント・ギ・ルーシェル)であり、エバは堕落しぐさ。
 2015年8月、非常にしつこい中において統一協会は、世界平和統一家庭連合に名称変更しぐさ。「『平和』という言葉ほど悪用され、手垢にまみれた言葉はありません」(p.39)。「日本平和学研究所の代表理事である小川榮太郎氏」(p.137)。「美しくて麗しい言葉を並べるだけの人間に、ロクなヤツはいません。そういう人間のほうが、普通の人々よりはるかに薄汚い本性を隠している場合が多々あります」(pp.39-40)。あっ…(察し)。「日本人は礼儀正しくて人が好いので、『あなたは嘘をついている』と、面と向かっては絶対に言いません」(p.68)などと述べる嘘つきケント・ギルバート氏が「私は嘘つきである」と言ったときにパラドックスしぐさ。
 「戦前から日本には、コミンテルンのスパイもたくさんいました。そのなかでもとくに怪しいとされているのが、大本営参謀の瀬島龍三氏」(p.89)とのことで「日本を守る国民会議」は【禁則事項】しぐさ。「これまでに何度か、日本でも『スパイ防止法』を制定しようという動きがありました」(p.121)。「『スパイ防止法』は絶対に必要です」(p.122)。「世界日報」(1979年2月25日)によるとスパイ防止法制定促進国民会議の呼びかけ人に木内信胤氏、朝比奈宗源氏(「日本を守る会」を結成した人物)など、発起人に松下正寿氏、久保木修己氏などで文が鮮明。

 

引用文献
ケント・ギルバート(2016)『いよいよ歴史戦のカラクリを発信する日本人』PHP研究所