「マスコミは私たちの日常生活に欠かすことのできない情報源ではありますが、同時に副作用も多く、問題があります。その副作用とは、誤った偏向報道のことです」(p.189)。「特にテレビの朝のワイドショーなるものは、国民総白痴化に拍車をかける愚劣極まる番組であり、政府は強力にこれを規制すべきであると思います。特に問題なのは、テレビでは出演者は言いたい放題で、現在の日本ではこれを規制する者がだれもいないという現実です」(p.190)。「統一教会問題専門家を自称する人物が毎回登場して、知ったかぶりのトンチンカンな解説を付け加えています」…「このようなマスコミの被害に遭った方々は」「断固として立ち上がって、マスコミに正義の鉄槌を下すべきだと思います」(p.191)。「神が人間を創造したとき『善悪を知る木の実を取って食べてはいけない』と命ぜられました。ところが蛇(天使長)はエバに『取って食べても死にませんよ』とだまして、堕落させました」…「今日のマスコミは、社会を覆う巨大な蛇です」(p.192)…「マスコミの正体は、まさしく堕落した天使長なのです」(p.194)。「堕落の天使長たるマスコミは、自らの非を決して認めません。自ら悔い改めないとするならば、力で屈伏させる以外に方法はありません」(p.195)。そっ閉じ。
引用文献
阿部正寿(1996)『新堕落性の構造 こう解ける!人生問題』光言社