【トンデモ】高橋史朗・長谷川三千子他『ちょっとまって!夫婦別姓 家族が「元気の素」になる』

f:id:aki_mmr:20160906215612j:plain

 高橋史朗氏・長谷川三千子氏・その他へんないきものたちのトンデモ本『ちょっとまって!夫婦別姓 家族が「元気の素」になる』はデムパ飛ばし過ぎ。高橋史朗氏は、選択的夫婦別姓の法案について「フランスの核実験や阪神大震災住専問題よりもはるかに『重大な危機』を招来することが確実な法案」(高橋 p.148)とか言い出し、「今日の夫婦別姓論は、フランス革命に淵源する近代立憲主義マルキシズムフェミニズムの思想とが相まって、個人主義の原理を徹底させ、日本社会から『家』的な要素を徹底的に払拭せんとする『文化大革命』を目指しているといっても、決して過言ではなかろう」(同上 p.153)などと妄想しちゃう。「家」的な要素が生長してそう。「わが国では、フランスで否定的に総括されているフランス革命に淵源する近代立憲主義の理念に立脚して『家』制度が否定的に理解されているのである。何という時代錯誤であろうか」(同上 p.157)…。近代を超克して、あっちの世界に逝っちゃってそう。

 

引用文献
高橋史朗(1997)「夫婦別姓がもたらす『重大な危機』」高橋史朗長谷川三千子他著『ちょっとまって!夫婦別姓 家族が「元気の素」になる』 日本教育新聞社