【トンデモ】阿部正寿『ペンタビレス 美しくて強い国に』(エマヌエル阿部有國)

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 「『文明の衝突』では、世界に八つの文明があるが、日本は、日本だけに通用する孤立した文明を持っている」(p.13)。「世界に八つの文明」とは、世界日報八木秀次の文が鮮明であり、『文鮮明の衝突』が起きているということである。「今日の日本を見ると、社会のあらゆる面で崩壊現象が起こっている」…「何かが狂っていることは間違いない。家庭の崩壊、社会の崩壊、教育の崩壊、倫理の崩壊――あらゆる面での崩壊現象が進んでいる」(p.21)。家庭を連合させて統一するんですね、わかります。「私の周りにも年齢40歳を過ぎても結婚しない、あるいはできない人が非常に多い」…「簡単に言えば、自己中心性が強く」(pp.22-23)…。どう見ても合同結婚式です。本当にありがとうございました。
 「今、日本は、次の千年紀に向かって全く新しい国家目標と国家戦略を定めるべき時にきている。今の時を逃すと千歳に悔いを残すことになるだろう。安倍晋三内閣はそのためにこそ生まれてきたのだとも言える」…「これは、天の配剤であると思う。安倍首相はその系譜、個人的資質、志の持ち方からいってもその器を備えていると信ずる」(pp.29-30)…。安倍首相がんばれ!安倍首相がんばれ!統一協会の名称変更よかったです!…壺三しぐさ。
 「日本を考え、日本の国家のことを考えることが、あたかも悪いことであり、後ろめたいことであるかのような空気が支配している」…「現在の日本は、この何とも言えない得体の知れないものに影響され支配されている。この得体の知れない化物を粉砕して、堂々と日本を愛し、立派な国にすることが善であるという思想をこそ確立しなければならない」…「戦後さまざまな国や組織の悪意によって歪められた日本」(pp.36-37)…。これが原理主義(ファンダメンタリズム)の実例です。原理主義は、「原点主義」「原典主義」「減点主義」という3つの特徴で捉えることができ、「減点主義」は、現状の否定的側面を強調し、それとの戦いを前面に掲げるようなやり方…。あっ…(察し)。

 

引用文献
阿部正寿(2007)『ペンタビレス 美しくて強い国に』ありがとう出版