【トンデモ】八木秀次「東京都LGBT条例の危険性」(『世界思想』2018年9月号)

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 文が鮮明に統一された八木秀次氏は、「性的マイノリティへの配慮は必要とはいえ、同時に性的マジョリティの価値が相対化される懸念がある」…「性的マジョリティの価値をどう守るか、とりわけ婚姻制度の意義をどう説いていくかが課題になる」(p.22)としている。合同結婚式ですね、わかります。「マジョリティの価値があいまいになってくる中で、マイノリティの価値や主張だけが先鋭化するのは問題で、マジョリティの価値を再認識し、強めていく努力が必要だ」(p.25)という八木秀次氏のデムパが先鋭化するのは問題である。

 

引用文献
八木秀次(2018)「インタビュー 東京都LGBT条例の危険性」『世界思想』2018年9月号 世界思想出版

【トンデモ】小川壺太郎「なぜ私は朝日と闘うのか メディアが自由を壊す」(『Voice』2018年1月号)

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 小川壺太郎氏(ハイチョ)は、「朝日が主導した反事実報道の結果、安倍首相は国民の強い猜疑の対象となり、政権支持率は短期的に30%近くも下落した。主流メディアが、国民からの信頼を悪用し、『虚報』で、正当に選ばれた高支持率の政権の転覆を図る。これは、破壊活動防止法の規定する暴力的破壊活動1号『内乱罪外患誘致・外患援助に当たる行為やその教唆、その実行の正当性又は必要性を主張した文書図画の印刷、頒布、掲示、無線通信等による通信等の行為』に該当すると考へるべき事例ではないのか」(p.92)などと危ないデムパを飛ばしていた。「朝日が司令塔となり、テレビといふ巨大なマイクが国民にこれを宣布する」(p.94)…「安倍氏の後の某総裁が、共産党の志位委員長と選挙直前に会談し」…「日本社会は、将来自民党総裁共産党に身売りしても、おそらくあれよあれよと指をくわへながら許すであらう」…「志位氏が最初にやることは、国会の停止だ。行動は矢継ぎ早に違ひない。中国共産党から顧問団を入れ、人民解放軍を入れ、放送局と霞が関と皇居を押さへ、占領は完了だ。次々に立法措置がとられ、『Voice』の編集部も私も逮捕・拷問・殺害の憂き目を見るのは確実であらう」(p.97)。そっ閉じ。

 
引用文献
小川榮太郎(2017)「なぜ私は朝日と闘うのか メディアが自由を壊す」『Voice』2018年1月号 PHP研究所

【トンデモ】小川壺太郎「喪失の戦後に自立の思想を求めて」(『祖国と青年』2016年4月号)

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 ネットワークビジネス右翼(ネット右翼)のハイチョ・小川壺太郎氏は、「どうも今の保守派は、安倍総理が何かをやる度に『だから安倍はダメなんだ』といい気分になって騒いでいますが、安倍総理の後になったら、どんなに安倍時代が恵まれていたか、そしてどんなに民間の愛国保守がその間になすべきことをなさずに、目先のことで騒ぎながら、国のための持ち時間を浪費したかを悟るでしょう」(p.39)と述べている。「本当に日本の運命がかかっているテーマに、私たち愛国者が集中できない。そこにこそ、戦後日本が日本人をダメにした根本がはっきり見て取れる。それは、人間の本当の学問を、現代日本人が積んでいないということです」(pp.41-42)。そう、ハイチョは詰んでいるのである。「学問や実証研究に関しては、左翼よりも、個々の保守派の研究者には、圧倒的少数派にも関わらず素晴らしい方がたくさんいます」…「学術研究はこちらの方に分があるのに、なかなか安倍政権になるまで勝てませんでした」(p.42)…。つまり、バランスのとれた高橋偽史朗氏は勝(勝共)っているのである。「人間の幅をどのくらい広げているかが、どう勝てるかということと非常に関係している」…「今の日本の保守、日本の愛国エリートに何よりも必要なのは、この『人生観を鍛える』という部分なのです」(p.43)。ハイチョの人生観を鍛えるのに役立つホムーページが https://www.hellowork.go.jp/ なのである。

 

引用文献
小川榮太郎(2016)「喪失の戦後に自立の思想を求めて」『祖国と青年』2016年4月号 日本協議会

【トンデモ】小川壺太郎「電通事件を考える 『電通鬼十則』どこが悪いのか」(『Hanada』2017年3月号)

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 電通過労自殺事件について「私はこの事件をよくは知らない」…「実はあまり詳しくは知らずにこれを書いている」(p.91)などと意味不明な供述をする小川壺太郎氏(ハイチョ)は、詳しくは知らないが痴漢評論家(無職)であり、エバ国家日本を美しい「和民國」にしようとしている。「この残業時間も、この程度の過少申告も、日本社会の常識に反する極端なものではあるまい」…「過労を苦にした自殺というから、最初、私は一体どれだけ長期間、どれだけ非常識な残業を拒否できない状況下で強いられたのかと思ったが、1ヵ月当たりの残業超過が規定より三十五時間超というのは、日本社会での法に対する現場対応としては常識の範囲内という他はない」…「労働安全衛生法は、月当たりの残業時間が百時間を超えた場合に産業医面談を指示しているが、これは逆に言えば、このくらいの残業は日本社会の常識の範囲内だということを意味していよう」(p.92)…。そんなハイチョにオヌヌメのホムーページは、もちろん https://www.hellowork.go.jp/ である。「少なくとも江戸時代以来、日本の労働文化は、『多く働き多く豊かになる』を社会的な合意として成熟してきた」(p.94)…「一人の自殺者が出たからといって、それを基準に社会全体を『改良』しようなどという無法なことをすれば、日本の労働文化のあり方を是とし、いまでも猛烈に働くことを喜んで選択している無数の日本人の人生を否定することになり、その結果、我々が享受している生活をも否定することになる」(pp.94-95)…「死を利用して日本の労働慣習を脅し上げるなど、見当違いも甚だしい」(p.97)…。エバ国家日本の労働文化、すなわち「和民」の精神を守ることが真の「保守」なのである。

 

引用文献
小川榮太郎(2017)「電通事件を考える 『電通鬼十則』どこが悪いのか」『Hanada』2017年3月号 飛鳥新社

【トンデモ】小川壺太郎「保守の本気を問う 安倍壺三の背負う『巨大過ぎる宿命』」(『正論』2014年3月号)

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 原理を研究し、鮮明に統一された「安倍政権激動の一年、激動の第一幕が終わりました」…「安倍政権でどうしても達成しなければならぬゴールは何か。言ふまでもなく憲法改正です」…「ここを外すと、日本は自立した尊厳ある国家に戻る機を半永久的に失ひ、日本民族の歴史が終わるといふ程の大事業です」(p.106)。エバ国家日本をとりもろす。「安倍氏が本当の日本を、本気で取り戻さうと思つてゐる」…「ところが、この敵だらけの安倍氏の心情的な基盤となるべき草の根保守や保守論壇が、どうにもぶれる。安倍氏一筋の忠義を尽くせない」(p.107)。勘ぐれ。サムグレ(サム晋三グレート)を崇めよ。もっと強気で行け。「我々政権を応援する側が増税延期のやうな不可能な注文を出すことなど、万一にもあつてはなりません」(p.109)。もうダイレクトに行くぞ。失敗したらまずいから。「最も勝つべき主題だけに絞り、それだけは勝ち取らねばならない。それは、歴史認識靖国であり、国語、歴史、道徳教育の再生であり、その終着駅としての憲法改正だ」(p.110)。なにこの日本シャンバラ化計画のようなものは…。修行するぞ修行するぞ修行するぞ。「倒産したら人生が終わりといふビジネスでのギリギリの勝負以上の『恐れと戦き』を身内に漲らせながら、本当の戦を戦はうとしない限り、安倍政権下で保守の理念を取戻し、明日の日本に繋げる事など到底不可能」…「私は、安倍信者と揶揄されることも多いが、私の氏への『忠義』は、以上の国家的な『恐れと戦き』に裏打ちされたものなのだ」(p.115)。安倍首相がんばれ!安倍首相がんばれ!統一協会、名称変更よかったです。個人の救済を目指す宗教の段階を終え、理想家庭の実現を通して神様の夢である地上天国と天上天国の建設を目指す家庭時代が到来(ry

 

引用文献
小川榮太郎(2014)「保守の本気を問う 安倍総理の背負う『巨大過ぎる宿命』」『正論』2014年3月号 産経新聞

【トンデモ】小川壺太郎「『保守主義者』宣言」(『正論』2017年3月号)

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 「戦後イデオロギーは、今や完全に全日本人の遺伝子に浸透し、保守的な『生き方ないし考へ方の根本』そのものが、日本人から失はれてしまつた。保守を自称する人達も例外ではない」(p.76)。無職…いや、痴漢評論家の小川壺太郎氏(ハイチョ)は、生き方ないし考へ方の根本が鮮明に統一された真の保守である。そんなハイチョにオヌヌメのホムーページがあつた。https://www.hellowork.go.jp/ である。「今の『保守』は」…「特攻隊に感動する一方で、電通の女子社員自殺に異様な共感を示す人命至上主義者かもしれない」(p.77)。日本人が歴史の持続の中で鍛へあげてきた「和民」の精神をとりもろし、「ありがとう」を集めることが真の保守なのである。人間は食べ物がなくても「感動」を食べるだけで生きていける。皇軍は食う物がなくても戦いをしなければならないのだ。兵器がない、やれ弾丸がない、食う物がないなどは戦いを放棄する理由にならぬ。弾丸がなかったら銃剣が(ry

 

引用文献
小川榮太郎(2017)「『保守主義者』宣言」『正論』2017年3月号 産経新聞

【書評のようなもの】中牧弘允・ウェンディ スミス編『グローバル化するアジア系宗教』

 統一教会などによる「『信教の自由』や『宗教的寛容』を求めるロビィ活動がアメリカ議会や学会等で行われている」(p.60)。アメリカの宗教研究の「雑誌では筆者に論文を依頼したにもかかわらず」「統一教会批判の論文を寄稿すると、事実誤認や論理展開上の問題点を指摘するでもなく、意味不明の断り方をしてきたことが何度かある」(p.61)。うわー。「統一教会は、欧米では宗教団体として活動し、韓国では多国籍企業、日本ではアンダーグラウンドにおいて人材と資金調達を行っている」(p.68)。「文鮮明によれば」「堕落論では不幸の原因である原罪の真相が解き明かされる。原罪は後にサタンとなる堕天使ルーシェルと人類始祖のエバが姦淫・不倫を犯し、神に背いた悪の血統がアダムを経て人類全てに相続されている」(pp.68-69)…。堕落しぐさ。統一教会は「日本では1964年に久保木修己を初代会長にして宗教法人の認可をえる。1966年に全国大学原理研究会が創立され、大学生・青年の伝道が活発化する。1968年に国際勝共連合が設立され、反共政治運動を始める。1973年には世界平和教授アカデミーを設立し、学術・言論界に働きかける」(p.69)。「日本における統一教会の活動は宗教法人統一教会を軸にして、①学生・大学人を信徒やシンパとする大学組織(原理研究会世界平和教授アカデミー)、②統一教会の活動に特別な便宜を図る保守政党政治家と韓国の朴大統領の反共政権を翼賛する政治運動(国際勝共連合)、③これらの活動を可能にする資金を調達するための経済部門から成り立っていた」(pp.69-71)。安倍壺三氏などの真の保守政治家は「堕落したエバ国家の日本」(p.74)をトリモロそうとしているのである。真の保守は文が鮮明。

 

引用文献
櫻井義秀(2012)「統一教会の宣教戦略と組織構造 グローバル化とマネジメントの視点から」中牧弘允・ウェンディ スミス編『グローバル化するアジア系宗教 経営とマーケティング東方出版