【トンデモ】高橋史朗『親学のすすめ』

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 ジョン・コールマン・高橋史朗氏曰く「筆者が『親学会』に参加するようになったきっかけは」…「熱心にモラロジー研究所の社会教育活動に取り組んでこられた山崎公久氏が仲介役となって、都内のホテルで親学会の幹部とお会いし、『親学』に対する熱意、使命感に深い感動を覚えたことにあります」(pp.2-3)…。「山崎氏が主宰する『高橋史朗を囲む会』」(p.3)…。囲まれた高橋史朗氏の「両親(特に母)が『お前は胎教でモラロジーの教えが五臓六腑にしみこんでいるから、これからの人生でどんなことがあっても絶対に“大丈夫”だから、安心しなさい』と潜在意識に刷り込んで」(同上)…。高橋史朗のだいじょうぶだぁ。
 …そっ閉じしぐさ。

 

引用文献
親学会編・高橋史朗監修(2004)『親学のすすめ 胎児・乳幼児期の心の教育』モラロジー研究所

【トンデモ】田母神俊雄「教育勅語の精神を復活するべき」

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 田母神俊雄氏は、GHQが「日本弱体化計画を強力に実行したわけです。ウオー・ギルト・インフォメーション・プログラムと呼ばれる、このプログラムなのです」(田母神 2009a p.42)とデムパを飛ばし、さらに「言論の不自由を立て直すためには、保守の言論の展開をする産経新聞とか正論とか、『WILL』という雑誌を出しているワック出版とか、テレビのチャンネル桜とか、こういったところの会社の経営がうまくいかないとダメですね。あとは団体でも保守系の団体、日本会議とか青年会議所とか、倫理法人会神社庁とか、モラロジーとか、こういったいろいろな団体がありますが、やっぱり会員勢力が伸びないとダメだと思います」(同上 p.81)と述べている。月刊ムーとか、世界日報とか統一協会とか、不倫法人会とかモラハラ爺とか、高橋史朗氏のタヴィストック洗脳研究所とか300人委員会とか。
 「占領政策は、『ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム』に則って進められています。戦争についての罪悪感を日本人の心に植えつけるための宣伝計画です」(田母神 2009b p.22)…。「修身や教育勅語のどこに悪いことが書いてあるというのでしょうか。そもそも彼らは教育勅語を読んだことがあるのか。あそこに書かれているのは、今日も通用するごく当たり前の道徳です」(同上 p.146)…「人の迷惑を考えず、何でもやりたいことをやる。それでは社会がメチャクチャになってしまう。人の迷惑に配慮することは、道徳教育で教えるべき徳目です。電車の中で化粧をすることがなぜ迷惑なことのか(原文ママ)」…「常識として当たり前のことを、敢えてイチから教育しなければいけない。そんな時代になってしまったのは、修身と教育勅語をこの国から消し去ってしまったことが一番の原因です。マスコミも教育界も左翼に乗っ取られてしまった」…「『モラル・ハザード』(倫理観の崩壊)が起きていると言われる今日こそ、教育勅語と修身の精神を再び日本に復活するべき」(同上 p.148)云々…。
 半藤一利氏は「戦後に、この牟田口廉也には、私は何べんも会いました」…「戦後しばらくしてイギリスからインパール作戦に関する本が出たのですが、その本に日本軍の作戦構想をほめている部分があったのです。牟田口はその論旨を力説しまして、なぜ俺がこんなに悪者にされなくてはならんのか、ちゃんと見ている人は見ているのだっ! 君たちはわかってない! と、何べんも何べんも怒られましたよ」(半藤・保阪 p.199)…。あっ…(察し)。

 

引用文献
田母神俊雄(2009a)『日本を良い国と言って何が悪い』國民會館
田母神俊雄(2009b)『田母神塾 これが誇りある日本の教科書だ』双葉社
半藤一利保阪正康(2008)『昭和の名将と愚将』文藝春秋

【書評のようなもの】山口広『検証・統一教会=家庭連合 霊感商法・世界平和統一家庭連合の実態』

 「偏向教科書攻撃やスパイ防止法制定促進運動の下支えをしたのも統一教会」(p.200)…「この促進運動を口実に保守的言論人や財界への浸透も策している」(p.251)…。「安倍晋三首相は、統一教会の各種会合に再三祝電を送るなど近い関係にあった」(p.196)…。これが“愛国=霊感商法”の実例です。
 文化庁は、全国霊感商法対策弁護士連絡会の申入れもあって、名称変更の認証を求めていた統一教会の申請を受け付けなかった。「ところが、文化庁は2015年8月26日、唐突に名称変更の認証をしてしまった」…「統一教会と近い関係にあると目されていた安倍首相や下村博文文科大臣(当時)が担当課に圧力をかけたのではないのか」(p.23)…。安倍首相がんばれ!安倍首相がんばれ!名称変更認証よかったです!…壺しぐさ。
 「ゴリゴリの日本愛国主義、韓国差別主義の信者も多い」(p.27)統一教会は、非常にしつこい中において「長年の課題であった名称変更の認証を得たが、その背景には文化庁を牛耳る安倍政権中枢への政治工作があったと考えられる」(p.45)…。メッコールメッコール
 「霊感商法統一教会について、精力的に実態を追及してきたのは『朝日ジャーナル』誌だった」(p.158)。弁護士や報道機関に対する「妨害活動の主体は、『世界日報』や『国際勝共連合』の機関紙『思想新聞』やビラ類で統一教会とのかかわりは明白だった」(p.162)…。1987年5月3日、朝日新聞阪神支局の記者が何者かに銃で殺害され、「この直後、朝日新聞本社に統一教会名で脅迫状と散弾2発が送り付けられた」…「各地の霊感商法に取り組む弁護士や相談窓口に『朝日新聞阪神支局のようになってよいのか』という脅迫電話が相次いだ」(pp.163-164)…。あっ…(察し)。

 

引用文献
山口広(2017)『検証・統一教会=家庭連合 霊感商法・世界平和統一家庭連合の実態』緑風出版

【トンデモ】「勅語朗読、文科副大臣『問題ない』 『教育基本法に反しない限り』」

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 朝日新聞(2017年4月7日)によると「義家弘介文部科学副大臣は7日の衆院内閣委員会で、幼稚園など教育現場の毎日の朝礼で子どもたちが教育勅語を朗読することについて『教育基本法に反しない限りは問題のない行為であろうと思います』と答弁した」…。これが“ヤンキー脳”の実例です。
 かつて「左翼的主張を繰り返してきた義家弘介」(八木 pp.32-33)は、転向して「反左翼」になり、日本会議国会議員懇談会神道政治連盟国会議員懇談会、親学推進議員連盟などに入信しちゃった。
 右派教団も「反左翼」でまとまっている。「『日本を守る会』は『元号法制化実現国民会議』や『日本を守る国民会議』に先だって1974年4月に結成された。その前年6月には、伊勢神宮神社本庁生長の家等の反共右派教団と懇談会が開催され、そこに集まった教団が結成母体となっている」「背景にあったのは、1972年末の総選挙で共産党が一挙に14議席から39議席に躍進したことに対し、こうした教団が危機感を抱いた」(成澤 p.89)ことである。
 日本会議事務総長の椛島有三氏は「平成18年施行の教育基本法改正において、第一次安倍内閣の国会演説で総理大臣より『我が国と郷土を愛する心』が発表されたことは日本の教育改革の大きな一歩でありました」…「『日本会議』結成のルーツは『日本を守る会』にあります」(椛島 p.42)云々と述べている。
 「この闇のような世に一隅を照らす幼稚園が大阪に存在します。淀川区の塚本幼稚園と住之江区の南港さくら幼稚園では、年長組の園児に『教育勅語』を暗唱させているのです」「教育の荒廃が叫ばれておる中で、幼児期から祖国愛・公共心・道徳心を育てる『教育勅語の精神』が伝えられています。十二の項目は皆大切な徳目であります」(お代理様 p.51)…。

 

引用文献
八木秀次(2006)『公教育再生 「正常化」のために国民が知っておくべきこと』PHP研究所
成澤宗男(2015)「『日本会議』のルーツと国家神道 価値同質性強要の戦後的変容に見る神道勢力の陥穽」山口二郎想田和弘他『「開戦前夜」のファシズムに抗して』かもがわ出版
椛島有三(2013)「宗教こそ日本・世界を救う 人類に指導原理のお導きを」『崇教真光』2013年12月号 L・H陽光出版
お代理様(2006)「霊火と燃えよ!難波魂」『崇教真光』2006年11月号 L・H陽光出版

【トンデモ】サムシング・グレート

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 産経新聞社の『正論』…ではなく『ムー』2007年3月号にサムシング・グレートが沸いている。ブッシュ大統領が「公立学校では、インテリジェント・デザイン論を進化論とともに教えるべきだ」(中野 p.24)云々…。両論併記しぐさ。“バランスをとってトンデモを載せるべき”とする高橋史朗氏(ゲーム脳)のようである。「科学の世界には、パラダイムシフトという言葉がある」…「インテリジェント・デザイン論の登場は、まさに21世紀のパラダイムシフトと呼ぶにふさわしい」(同上 p.26)…。パラダイムしぐさ。クーンが提唱した「パラダイム」概念は拡大解釈され、高橋史朗氏(脳内汚染)のようなものに利用されている。これが共約不可能性(incommensurability)の実例です。
 「従来の科学では解き明かせなかった命題に、ようやくひとすじの光――神の光明――が差しこもうとしている」…「サムシング・グレート」「偉大なる何者か――」(同上 p.47)…。
 オッカムの剃刀高橋史朗氏(サムシング・グレート)の髭を(ry

 

おまけ:
 中村粲氏は、NHKの「『週刊こどもニュース』がひどい、とは前から気がついてゐたが、8月17日、24日放送の『少年Hが見た戦争』は洗脳番組以外の何物でもない」(中村 1997 p.203)とし、また大槻教授(プラズマ)については「この大槻センセーが反日左翼運動家であることは知る人ぞ知るだが」(中村 1998 p.193)…。某先生は「『赤』かどうか、まだ調査未了だが」…「『頭狂大学教授』(失礼!)の間違ひではないか、と冗談半分に揶揄するのだが」(同上 p.194)…。高橋史朗氏(親学)がバランスとれてるように見えるぐらいのデムパを出してる。


引用文献
中野雄司(2007)「総力特集 進化論を覆し、創造論を超える新理論『インテリジェント・デザイン』とは何か? 科学が発見した“神” サムシング・グレートの謎」『ムー』2007年3月号 学習研究社
中村粲(1997)「NHKウォッチング」『正論』1997年10月号 サンケイ新聞
中村粲(1998)「NHKウォッチング」『正論』1998年7月号 サンケイ新聞

【トンデモ】小田村四郎「私は陰謀説には同感なんです」(コミンテルンの陰謀)

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 サムシング・グレート高橋史朗氏…ではなく小田村四郎氏は「日本国憲法の三原則即ち国民主権、平和主義、基本的人権の尊重は今後も堅持すべきだといふ論が少なくないが、これこそ現実政治の運営や国民生活とは関係ないイデオロギーにすぎないのであり、祖国を未だに混迷させてゐる元凶なのである」…「現憲法の底流をなす亡国イデオロギーの払拭を究極の目標としなければならないと思ふ」(小田村 2005 p.15)とデムパを飛ばしている。また、オウム真理教の真理国基本律…ではなく産経新聞(世界日報のようなもの)のトンデモ改憲案について「今までに公にされた各改正案の中でも最も優れてゐると思ふ」(小田村 2013 p.29)としている。
 そして「占領政策の最大の遺物は占領憲法とこれに基づく教育基本法以下の各種法制であり、また彼等が強行した教育勅語排除や伝統破壊も無視できない」(小田村 2002a p.18)としつつ「歴史の研究、発掘が進むにつれて所謂慰安婦問題や南京事件の虚構性が実証され、他方東京裁判史観の一面性や日本文化の偉大さも国民の常識化しつつある。『国民の歴史』や『新しい歴史教科書』市販本の爆発的売行きはこれを実証している」(同上)という。五島勉氏の『ノストラダムスの大予言』が200万部以上売れたように“トンデモ本は売れる”のである。また、疑似「脳科学者の澤口俊之教授は脳の発達のためには少なくとも8歳くらいまでは母親が家にいることが望ましい、とされている」(小田村 2002b p.13)としており、高橋史朗氏や八木秀次氏と類似し、文が鮮明に統一されてる。家族的類似性(family resemblance)しぐさ。家が生長したり、家庭が連合してそう。
 「わたしは個人の尊厳というのが本当によく分からない」(小田村・井尻 p.20)という小田村四郎氏は「占領軍は日本国民に戦争に対する贖罪意識が全くないことを知るや、前代未聞の検閲や焚書による言論弾圧を通じて徹底的な洗脳工作(ウオー・ギルト・インフォメーション・プログラム)を開始」(小田村 2009a p.16)…「占領軍の強制がいかにひどかったかということにつきましては江藤淳さん、あるいは高橋史朗さんの著作に詳しく述べられています」(小田村 2009b p.19)…「私は、陰謀説には同感なんです。コミンテルンの陰謀っていうのは、やはり大変なものですよ」(小田村 2015 p.22)…。これが“脳内汚染”の実例です。
 『明日への選択』2006年3月号では、岡田尊司氏のトンデモ本『脳内汚染』が取り上げられていた。「本書については、『脳内汚染』というタイトルが多少刺激的すぎたためか、ネット上では本書に対する悪意に満ちた中傷や批判も見られる。だが」「本書が脳科学を専攻した臨床医としての知見と体験に裏打ちされた誠実な問題提起であることは間違いない」…「一部の過激ゲームソフトの販売規制の動きは問題解決への『第一歩』に過ぎないことが分かる。早急に、各種の映像メディアが特に子供たちの脳に及ぼす副作用について、食品や薬品と同様の厳格なチェック体制の確立が是非とも必要なのだ」(小坂 p.17)…。

 

引用文献
小田村四郎(2005)「憲法改正論議に欠けているもの ―亡国イデオロギーの払拭―」『誇りある日本の再生』2005年1月号 日本郷友連盟
小田村四郎(2013)「産経新聞『国民の憲法』所感」『日本戦略研究フォーラム季報』2013年10月号 日本戦略研究フォーラム
小田村四郎井尻千男(2003)「主権・尊厳・国益を保守する国策を追求せよ」『日本文化』12号 拓殖大学日本文化研究所
小田村四郎(2002a)「主権回復50周年に思う」『日本教育』 2002年1月号 日本教育会
小田村四郎(2002b)「伝統文化の危機と母性の復権」『弘道』2002年9月号 日本弘道会
小田村四郎(2009a)「国家意識喪失の現状とその対策」『弘道』2009年5月号 日本弘道会
小田村四郎(2009b)「基調講演 日本人の国家意識」『弘道』2009年11月号 日本弘道会
小田村四郎(2015)「インタビュー 戦中から戦後へ : 昭和の全時代を生きて、今、思うこと : 憲法、国防、皇室の弥栄」『伝統と革新』2015年2月号 たちばな出版
小坂実(2006)「子供の脳を侵す『映像メディア』 『脳内汚染』を読む」『明日への選択』2006年3月号 日本政策研究センター

【トンデモ】「パン屋『郷土愛不足』で和菓子屋に 道徳の教科書検定」

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 毎日新聞(2017年2月24日 大阪朝刊)は「道徳が正式の教科となる。小学校は2018年度、中学校は19年度から、検定教科書を使った授業が始まり、児童・生徒の評価も行われるようになる。安倍政権の教育改革の一環として決まった道徳の教科化を巡っては、愛国心教育強化を懸念する声も少なくない」とし、俵義文氏は次のように指摘。「戦前の日本の学校では、修身が全教科の筆頭教科に位置づけられ、教育勅語とともに、お国のために命をささげることのできる国民を育成する軍国教育に大きな役割を果たした。1945年の敗戦で姿を消したが、自民党内には修身を道徳科として復活させようという声が右派系議員を中心に根強くあった」「今回の教科化は、安倍政権だから踏み切ったものだ」「日本会議は97年に結成されると、道徳の教科化を運動方針に掲げた。連携する国会議員連盟のメンバーは、道徳の教科書を作るよう要求し、2002年に文部科学省が副読本『心のノート』を作り、全国に配布した」「06年の第1次安倍政権は、教育基本法を変えて愛国心教育を盛り込んだ。同時に教育再生会議を内閣に設置し、道徳の教科化を打ち出した。しかし、文科相から諮問された中央教育審議会中教審)は、正規教科には評価が必要で、心の中を評価することになるので、教科になじまないと答申。教科化は見送られた」「第2次安倍政権では、13年1月に教育再生実行会議を発足させ、いじめ問題をなくすために道徳教育を強化して正規の教科をつくることを打ち出した。失敗を繰り返さないため、すぐには中教審に諮問せず、『道徳教育の充実に関する懇談会』を設置し、メンバーに推進派を集めた。さらに、中教審の委員も入れ替えた。その上で14年2月に中教審に諮問し、10月に『特別の教科 道徳』として正規教科にするべきだという答申が出た」「道徳の教科化が提起された発端は大津市のいじめ自殺だったが、自殺した生徒の通っていた学校は文科省の道徳教育の指定校で、『心のノート』を使って熱心に道徳教育をしていた」…。あっ…(察し)。
 朝日新聞(2017年3月24日)によると「初めての小学校道徳の教科書検定が終わり、8社の24点66冊が出そろった。本来、『考え、議論する』を掲げたはずなのに、文部科学省が検定過程で付けた数々の意見からは、教科書作りに積極的に関与しようとする姿勢が浮き彫りになった」「『しょうぼうだんのおじさん』という題材で、登場人物のパン屋の『おじさん』とタイトルを『おじいさん』に変え、挿絵も高齢の男性風に」「『にちようびのさんぽみち』という教材で登場する『パン屋』を『和菓子屋』に」「『大すき、わたしたちの町』と題して町を探検する話題で、アスレチックの遊具で遊ぶ公園を、和楽器を売る店に差し替え」…。「おじさんを修正したのは、感謝する対象として指導要領がうたう『高齢者』を含めるためだ。文科省は『パン屋』についても、『パン屋がダメというわけではなく、教科書全体で指導要領にある《我が国や郷土の文化と生活に親しみ、愛着をもつ》という点が足りないため』と説明。『アスレチック』も同様の指摘を受け、出版社が日本らしいものに修正した」…。えっ。