【トンデモ】渡部昇一「苦しいときほど日本人が輝くのはなぜか」(『歴史通』2011年9月号)

f:id:aki_mmr:20190302175515j:plain

 八木禿次の頭が輝くのはなぜか。「いったい日本人はなぜかくも立派なのかと外国人に説明を求められても、これはどうにも答えようがない。『日本人だから』としか言いようがないのである」(p.34)。“定説”です。そうだからです。いいですか。それは渡部昇一の勝手なんですよ。
 「日本人には昔から『われわれは一つの家族である』という民族観があるのではないか」(p.35)。世界平和統一家庭連合のことですね、わかります。「日本人という一体感を持った社会」(同上)…。すごい一体感を感じる。今までにない何か熱い一体感を。「だとすれば、何か起きたときに一家のため、一族のために犠牲になるというのは自然な発想である。村や会社を救うために一身を捧げる」(同上)…。これが“和民内定”の実例です。
 「先祖代々の地で一生を終わることの多い日本人には、同胞に『笑われたくない』という思いが強い」…「共同体という空間的な連帯感だけではない。日本人の行動原理はご先祖という時間軸にも支配されている」(p.36)…。“原理”…。あっ…(察し)。
 エバ国家「日本の場合は同胞が見ている、ご先祖様が見ているというもっと生々しい感覚によって行動を律する。だから末端の兵隊や庶民までが人として恥ずかしくない行動をとろうとするのである」(p.37)…。そっ閉じ。

 

引用文献
渡部昇一(2011)「苦しいときほど日本人が輝くのはなぜか」『歴史通』2011年9月号 ワック

【書評のようなもの】安田浩一・倉橋耕平『歪む社会 歴史修正主義の台頭と虚妄の愛国に抗う』

 安田浩一氏は、「時代を問わず、右翼は十分に排他的で差別的です。70年代の右翼の言葉をそのままネットの5ちゃんねるに転載しても、十分に通用するということです」(p.20)と指摘。これはネット上に名越二荒之助(ネット名越)が沸いたようなものだ。
 倉橋耕平氏は、「保守系論壇誌を読む年齢層は高い。なおかつ、ある種の保守サロンのなかの内輪話で回っていた。それを外に持ちだしたのが、小林よしのりだと僕は考えています」(p.39)と述べている。キバヤシよしのりは、名越らのデムパを漫画にて拡散しちゃった。また、倉橋氏は、「WGIPによる洗脳がまだ解けていないという説は、右派によくもちいられている陰謀論です」(p.125)と指摘。エバ国家「日本会議高橋史朗が推奨する『親学』」(p.150)。キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
 麻原…いや、高橋史朗氏によると「WGIPの原点はタヴィストック研究所にある…と伝えられよ」とのこと。

 

引用文献
安田浩一・倉橋耕平(2019)『歪む社会 歴史修正主義の台頭と虚妄の愛国に抗う』論創社

【トンデモ】史朗のようなもの

f:id:aki_mmr:20190126231444j:plain

 「1991年10月、仏陀の生まれ変わりであるといっていた麻原教祖が、突然、『私はキリストである』と宣言」(p.13)。これが“主体変容”の実例です。高橋史朗師と同様に「オウム真理教の思想の根底には、根深い反共主義があり」…「もともと麻原教祖は、世界をうごかしているのは『フリーメーソン』だと主張し」…「『フリーメーソン』をユダヤ人の秘密結社だとして、それが『共産主義』という仮面をかぶって世界を支配しようとしていた、という」(p.14)…。あっ…(察し)。
 「1992年5月に、長野県松本市で土地売買をめぐって、住民がオウムを提訴した裁判で、オウム側は、住人の反対運動を“共産主義による攻撃”とみてい」(p.15)た。「反共主義との関係で注目されることは、オウム真理教の政治進出の問題」(同上)。「政教分離の原則を破って、政教一体の活動がおこなわれるとき、その政治と宗教を癒着させる一つの契機が反共主義」…「先輩格は創価学会であり、また統一協会」(p.17)…。そっ閉じ。

 

引用文献
日隈威徳(1995)「宗教を看板にした反共・反社会的集団」 新日本出版社編集部『オウム「ハルマゲドン」の末路 理性と人間性への反逆』新日本出版社

【トンデモ】高橋偽史朗「『WGIP』のモデルと後遺症」(産経新聞)

f:id:aki_mmr:20190107234636j:plain

 世界日報…ではなく産経新聞(2018年8月29日)で高橋史朗氏がWGIPしぐさ。「日本の名誉と信頼を損ねる『反日日本人』がわが国には、なぜこんなに多いのか」…。日本の名誉と信頼を損ねる“高橋らの集団”が「反日日本人」なんですね、わかります。
 高橋史朗氏の「日本人に罪の意識を植え付けた『ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)』」という設定は、オウム真理教にそっくり。麻原…いや、高橋史朗氏によると「『本性に根差す軍国主義』という日本国民の伝統精神に対する誤解がWGIPにつながった」らしく、「戦後73年を経た今日、『軍国主義』とは明確に区別すべきわが国本来の国民精神を取り戻」すべきなのだという。「本来の国民精神」は、“超越神力”のようなものである。
 ちょっとマハーポーシャ行ってくる(*゚ー゚)ノシ

【トンデモ】高橋偽史朗『WGIPと「歴史戦」』(タヴィストック研究所)

f:id:aki_mmr:20181217214739j:plain

 プルシャを落としそうな高橋偽史朗氏によると「歴史研究者から教育実践・研究者に転身したわが人生に大きな転機をもたらしたのは、平成24年4月に『親学推進議員連盟』が設立された直後に、『親の愛情不足が原因で発達障害になる』というトンデモ学説を『親学』が説いているという誤報・誤解が一気に広がり、後退を余儀なくされたことにあった」(p.2)…。えっ。
 親泣かせの原理運動で“親が苦”の偽史朗は、鮮明なビデオ『性教育過激派のねらい』に出演した件は人生の転機にはならなかったらしい。「『史朗という名前は歴史を明らかにしてほしいという私の切なる願いから名づけたものだ』と涙ながらに語った父」(p.16)。うぅ~、目からメッコールが…( ;∀;)
 「対日包囲網の壁を突破して日本が国際的孤立を脱却するためには、その根底にある日本人に対する不信感、偏見、誤解を払拭する必要がある」(pp.54-55)のであれば、“高橋らの集団”を黙らせる必要があるだろう。「日本人は関係を重視する生き方を尊重してきた」(p.64)という偽史朗は、統一協会との関係を重視した「神側」であり、エバ国家日本をとりもろそうとしている。
 空中浮揚しそうな偽史朗が関野道夫氏に“シロウ文書”を渡したところ、「月刊誌『正論』2015年5月号に」「関野氏による論文が発表され、驚いた。しかも基本的なミスが目立った点も気になった」(p.82)…「誰にでもこうした間違いはある」…「むしろ問題なのは」「『ついに発掘』というようにセンセーショナルに扱うマスコミ界の」(p.83)…。えっ。産経新聞(世界日報)はマスコミ界なのか…。「東中野修道教授も『南京大虐殺』に関する第一次史料に丹念にあたる地道な研究調査」(p.84)…。東中野しぐさ。
 主体変容してキバヤシになった偽史朗。「占領軍によって戦後の日本人に植え付けられた『義眼』の原点は何かという疑問である。結論から言えば、その原点は」「タヴィストック研究所にあったことが判明したのである」(p.106)!! な、なんだってー!!
 俺はもう限界だと思った。

 

引用文献
高橋史朗(2018)『WGIPと「歴史戦」 「日本人の道徳」を取り戻す』モラロジー研究所

【トンデモ】八木禿次「保守を理論化 生き続ける功績と記憶」(『正論』2018年3月号)

f:id:aki_mmr:20181215130905j:plain

 八木禿次氏は「西部氏との付き合いは20年以上になる」…「西部氏の存在を知ったのは、大学3年のゼミで同級生から著書『大衆への反逆』を紹介されたのが切っ掛けだった」(p.330)と述べている。その後、八木禿次氏は「月刊誌『発言者』の執筆陣の中に入れてもらい、長く連載させてもらった。最初の原稿で自身のプロフィールに『保守主義の立場から』と書き、以降、自らを『保守主義者』と任ずるようになった」(p.331)…。“真の保守”は文が鮮明で「神側」(統一協会側)であるが、八木禿次の「髪」は保守できないのである。

 

引用文献
八木秀次(2018)「保守を理論化 生き続ける功績と記憶」『正論』2018年3月号 産経新聞

【トンデモ】偽史朗は文が鮮明

f:id:aki_mmr:20181214205756j:plain

 「原理信者たちにとってはこの世はしょせんサタン(悪魔)の側なのであり、それを『神の側』がだましても少しも悪くない。ましてその金を真の父母様(文鮮明夫妻のこと)と『地上天国』のために捧げるのであれば、悪かろうはずがないのである」(p.153)。文が鮮明な高橋偽史朗に騙されるほうが悪いのである。「統一協会がこれほど世間を騒がせながらなお、アメリカや日本で生きのびていられるのは、『勝共』としての活動が反共・反革新の政治家や財界人、学者・文化人によろこばれているからである」(pp.155-156)。“真の保守”は文が鮮明で統一協会に寛容(関与)。「原理信者たちは、韓国はアダム(男性)国家で日本はエバ(女性)国家なるがゆえに、日本の自分たちがせっせと金を稼いで韓国に貢ぐのが当然だと教わっている(前提としての女性差別にも注意)」(p.156)。エバ国家日本会議の高橋偽史朗は、最近、統一協会との関係を隠さなくなっており、メッコールに向かって「ありがとう」とか言ってそう。

 

引用文献
浅見定雄(1989)『偽預言者に心せよ!』晩聲社