【トンデモ】渡部昇一「苦しいときほど日本人が輝くのはなぜか」(『歴史通』2011年9月号)

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 八木禿次の頭が輝くのはなぜか。「いったい日本人はなぜかくも立派なのかと外国人に説明を求められても、これはどうにも答えようがない。『日本人だから』としか言いようがないのである」(p.34)。“定説”です。そうだからです。いいですか。それは渡部昇一の勝手なんですよ。
 「日本人には昔から『われわれは一つの家族である』という民族観があるのではないか」(p.35)。世界平和統一家庭連合のことですね、わかります。「日本人という一体感を持った社会」(同上)…。すごい一体感を感じる。今までにない何か熱い一体感を。「だとすれば、何か起きたときに一家のため、一族のために犠牲になるというのは自然な発想である。村や会社を救うために一身を捧げる」(同上)…。これが“和民内定”の実例です。
 「先祖代々の地で一生を終わることの多い日本人には、同胞に『笑われたくない』という思いが強い」…「共同体という空間的な連帯感だけではない。日本人の行動原理はご先祖という時間軸にも支配されている」(p.36)…。“原理”…。あっ…(察し)。
 エバ国家「日本の場合は同胞が見ている、ご先祖様が見ているというもっと生々しい感覚によって行動を律する。だから末端の兵隊や庶民までが人として恥ずかしくない行動をとろうとするのである」(p.37)…。そっ閉じ。

 

引用文献
渡部昇一(2011)「苦しいときほど日本人が輝くのはなぜか」『歴史通』2011年9月号 ワック