【トンデモ】親学推進協会メールマガジン第78号

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 親学推進協会メールマガジン第78号(2016年7月15日発行)で高橋史朗氏は次のようなデムパを飛ばしている。「6月19日に広島県親学推進協会、7月2日に広島で開催された第40回日本小児皮膚科学会学術大会で親学について特別講演させていただいた」「親学への批判的報道もある中で、批判的な感想や質問が寄せられるのではないかと懸念されたが、そのような感想や質問は皆無であった」…。「一時期インターネット上で広がった『親学トンデモ説』の誤解は、専門医のレベルでは既に乗り越えられていることが明らかになった」…。えっ。「7月にはパリとロンドン、8月にはサンフランシスコ、ロサンゼルス、ワシントン、ニューヨーク、トロントを訪れ、ユネスコ記憶遺産登録史料とウォーギルト・インフォメーション・プログラムを中心とする第一次史料の本格的研究に専念するので、これまで本メルマガに連載してきた会長報告は、これらの研究成果を世に問うまで休載させていただきます」…。あっ…(察し)。
 もちろん『親学トンデモ説』は正しい。親学は、発達障害について誤解しているだけでなく、「ゲーム脳」「江戸しぐさ」「サムシング・グレート」などを取り入れ、トンデモの極みに達している。また、歴史修正主義の言説を前提としており、高橋史朗氏によると「WGIP」(トンデモ)で「日本人の美しい伝統的精神の解体」がなされ、「家族を核とする共同体精神を取り戻す」ため「親学」が必要らしい(高橋史朗『「日本を解体する」戦争プロパガンダの現在』2016年 宝島社)。日本会議は「『親学』は、男女共同参画に対する対案の意味を持つ」(椛島有三『祖国と青年』 2007年7月号)としている。朝日新聞(2016年6月17日)によると高橋史朗氏は「日本会議と親学をつなげるのは的外れ」と言ってるらしいけど…。「WGIP」については「第一次史料」なるものを出したところで「洗脳」は実証できない。これ、もう止めたほうが良いのでは…。はぁ。