【トンデモ】高橋史朗の純潔

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 「あなたは顔を赤らめないで読めますか 小学校の『性交教育』これでいいのか」なるタイトルで週刊文春に登場した高橋史朗氏は「統一協会の御用達講師である高橋氏」(p.48)とか「『大学教授』とはとても思えぬ反動・反共丸出しの稚拙な論調は、読む方がそれこそ顔を赤らめずにはおれない代物」(p.49)とか書かれてしまっていた。「高橋史朗氏は、なんと、統一協会の偽装組織である『アジア女性平和連合』や、『東西南北統一運動国民連合』の御用達講師」…「統一協会の『原理』がすべて下敷き」(同上)…。原理しぐさ。「率直にいって、高橋氏の議論は、まともな論争に値する内容とはいいがたい」(p.199)…。高橋史朗氏のデムパの「手法は、『祝福と堕落』、『メシアとサタン』などの強烈な二分法を教義として用いている統一協会の『マインド・コントロール』の手法と同じ」(p.201)で「単に統一協会とは知らずに利用されている人物ではなく、明らかに確信をもって統一協会の策動に手を貸している大学教授なのである」(p.216)…。「これほど社会的な批判を浴びている統一協会に、高橋氏は今後とも貢献しつづけるのであろうか。そうであるならば、高橋氏自身の『思想的背景』が社会的に問われる日がくることはそう遠くないといってよかろう」(p.217)…。あっ…(察し)。


引用文献
浅井春夫編(1993)『時代と子どものニーズに応える性教育 統一協会の「新純潔教育」総批判』あゆみ出版

【トンデモ】池田整治『マインドコントロール』

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 池田整治氏によると「戦後の教育、特にGHQの占領政策によって、日本が歴史の連続性を断たれて弱体化されたことは、これまで多くの人々に指摘されてきた」(池田 2009 p.83)らしい…。つまり高橋史朗(八木秀次)氏のような人々がデムパを飛ばしてきたのである。「近い将来の二一世紀中ごろ、日本は近代史において『先進国が情報統治によって半世紀以上にわたりマインドコントロールを受けて継続させられた唯一の成功事例』として、世界の社会学の教科書に掲載されているかも知れない」(同上 p.183)…。えっ。「日本国内にも霊性の高い人はたくさんいるが、そうした人たちはマインドコントロールされた人たちから『トンデモ系の人』という扱いをされる。実は逆なのである」(同上 p.198)…。あっ…(察し)。
 「江戸時代における教育とは、その100パーセントが資質教育、つまり人間教育だった。読者もご存じの『江戸しぐさ』は、まさにその体現だと思う」(池田 2011 p.121)…。「GHQによる日本の占領政策は、将来にわたり二度と日本が米国に刃向かうことがないように、その徹底した弱体化が目的でした。それが『War Guilt Information Program』、戦争贖罪宣伝プログラムです」(池田 2012 p.161)…「1万3000年前にムー大陸が沈む時、高度文明を誇っていた彼らは、最後の王(船井幸雄会長の魂)に率いられて日本に上陸しました」(同上 p.35)…。そっ閉じ。

 

引用文献
池田整治(2009)『マインドコントロール 日本人を騙し続ける支配者の真実』ビジネス社
池田整治(2011)『マインドコントロール2 今そこにある情報汚染』ビジネス社
池田整治(2012)『ついに来たプラズマ・アセンションの時 ムーの末裔たる日本人よ! 縄文・明日香文明の再始動で地球消滅を救え!』ヒカルランド

【トンデモ】名越二荒之助『大東亜戦争を見直そう』

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 高橋史朗氏…ではなく名越二荒之助氏は、次のようなデムパを飛ばしていた。「占領軍によって多数の指導者が追放せられ、言論の自由が封殺されたために」「日本人を洗脳してしまいました」(p.20)…。洗脳しぐさ。「『真珠湾のだまし討ち』という言葉は、ルーズベルトの方に返上しなければならない」(p.29)…「ルーズベルトは晩年に至って、ベルトがルーズ」(p.49)…。ルーズしぐさ。「日本人の中には、『しかし日本軍は南京やマニラで大虐殺をしたではないか』と、極東軍事裁判の受け売りをする人がいます」…「しかし敢えて弁護すれば、中国の場合は便衣隊と称するゲリラ活動が現地人の間で根強く、マニラにおいても市民の抗日ゲリラ戦が活発であったことも、考慮に入れて、情状酌量の余地があるのではないかと思います」(pp.30-31)…。思いません。「極東軍事裁判で、日本の無罪を主張してくれたインドのパール判事」(pp.38-39)…「パール判事の日本無罪論」(p.44)…(ハルノートについて)「インドのパール判事も、『このような最後通牒を出されたら、モナコルクセンブルグのような小国でも、銃をとって立ちあがったであろう』」(p.28)…。パールしぐさ。「大東亜戦争は単純な意味での侵略戦争ではありませんでした」(p.54)…「日本は大東亜戦争によって、敗れたけれど最終的に目的を達成したのであります。こういう点に着目すれば、日本は戦勝国と言える訳であります」(p.59)…。戦勝国しぐさ。「今年は明治百年と言われ、その歴史的意義がいろいろ回想」(p.68)…。明治百年しぐさ。「敗戦によって否定されたものを何でも見直して、力強く日本の立場を打ち出さねばならない」(p.69)…「道徳教育が一応行われるようになりました。しかし戦場にたおれた勇者の話や、忠勇武烈な戦死者の物語には触れません。『期待される人間像』は示されましたが、祖国の防衛は強調されていません」(p.168)…「戦後教育は祖国を敬遠し、忠誠の対象に触れず、戦死者の心も教えず、無国籍人間の大量生産を行いました」(p.170)…「日本は現在高度経済成長を誇り、昭和元禄を自ら謳歌し、他国からはエコノミック・アニマル(経済獣)と揶揄せられております」…「真珠を捨てていつまでも豚のごとく肥え太る」(p.205)…。そっ閉じ。

 

引用文献
名越二荒之助(1968)『大東亜戦争を見直そう』原書房

【トンデモ】清水馨八郎『よみがえれ日本』

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 麻原…ではなく清水馨八郎氏は「大東亜戦争は、人類最後の最終大戦争、ハルマゲドンだったのである」…「世界史上人類解放の三つの革命があったといわれる。それは、『産業革命』と『フランス革命』と『大東亜戦争』である」(清水 p.221)とデムパを飛ばしていた。「小堀教授は『日米戦争目的達成度対比』という論文の中で」「米国の負け、日本の勝ちを実証しておられる。日本は負けて勝っていたのである」(同上 p.223)…。えっ。「日本は負けて勝っていたのだ。昭和天皇の昭和時代とは日本民族が最も活躍した和の国日本が勝った『勝和』時代だったのである」(同上 p.226)…。つまり「勝共」のようなものである。「トインビーの歴史研究によれば、文明や国家の滅亡は」(同上 p.213)…。「文明」とは「文鮮明」のようなものである。「戦後生まれの日本の青少年ほど不幸な星の下に生まれた世代はありません。自分を生んでくれた母なる国日本に自信と誇りをもてないからです」…「この不幸から脱出して、普通の国になるためには」…「何もかも日本が悪いと言う、勝者の一方的東京裁判史観の巧妙な洗脳、虚妄なダマシに目覚めればよいのです」(同上 p.4)…。あっ…(察し)。
 なお、苫米地英人氏は「戦後占領下の日本で、GHQWGIP(War Guilt Information Program)を徹底的に推し進め」(苫米地 p.13)…。そっ閉じ。

 

引用文献
清水馨八郎(1997)『よみがえれ日本 日本再発見 日本の文化と歴史を正しく知ろう 祖国日本に自信と誇りを』日本精神修養会
苫米地英人(2008)『洗脳支配 日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて』ビジネス社

【書評のようなもの】藤生明『ドキュメント 日本会議』

 1966年7月3日、長崎大学正門前で「バシッと言う平手打ちと共に椛島さんの身体が横倒し」(p.19)しぐさ。カバシマ、バシッ…(バタフライ効果)。キャトルミューティレーション高橋史朗氏は「反共愛国をかかげて活動していた元生学連委員長」(p.99)しぐさ。「『柳田恵三』は伊藤のペンネームでは?」(p.181)…伊藤哲夫しぐさ。「参院でも当落線ギリギリの日本会議タカ派候補が、創価学会の組織票でようやく当選しているという“語られぬ”裏事情が実際にはある」(p.165)…。あっ…(察し)。
 なお、チュパカブラ高橋史朗氏は、月刊ムー…ではなく産経新聞(2014年4月4日)で「日本の子供たちは他国に比べ、自己肯定感が希薄といわれるが、小学校の教科書で伝統文化の記述が充実すれば、子供たちの自己肯定感を高めることにつながるだろう。今後はこの教科書が、子供たちの心に響く形で実践化される必要がある」などとデムパを飛ばしていた。

 

引用文献
藤生明(2017)『ドキュメント 日本会議筑摩書房

【トンデモ】清水馨八郎「文師の思想と勝共運動」

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 高橋史朗氏…ではなく清水馨八郎氏は、次のようなデムパを飛ばしていた。「私は皆さんと同じように、平均的日本人ですから、宗教とか信仰とかいうものにはほとんど縁がない」…「統一運動のいろいろなお誘いを受けても、いつも何かうさん臭い、気味の悪いものだと思っておりました」…「数年前、思い切って夏休みのゼミナールに参加してみたのですが、これが私にこの運動を理解させることになりました」(p.406)…「文先生はただの人間ではないと真に考えるようになりました」…「私は先生をイエス・キリストすら越える人物、いや聖人と思っております」(p.407)…「文先生は、人間の最小単位は家庭」…「家族主義から出発し、社会、民族、国家、人類を救おうとする」(p.408)…。あっ…(察し)。

 

引用文献
清水馨八郎(1987)「文師の思想と勝共運動」福田信之他編『文鮮明・思想と統一運動』善本社

【トンデモ】八木秀次「『疑惑のトライアングルの真相』」(『正論』2017年6月号)

 

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 バミューダ・トライアングル八木秀次氏(セカイ日報系)は、非常にしつこい中において「確かに夕刊紙や週刊誌、インターネットのニュースでは」「『疑惑のトライアングル』があり、中心に私が存在するという話が繰り返し出てくる」…「私は7年半ほど前に森友学園の幼稚園に保護者向けの講演に行った」…「籠池氏側の扱いが悪く、結局トラブって帰って来た」(p.45)…。To LOVEるしぐさ。「無理に繋げて『疑惑のトライアングル』が存在するという印象操作が行われている」(p.46)…。印象操作しぐさ。そういうレッテル張りはやめましょウヨ八木染色体カタツムリ氏は「日本会議の役員でも会員でもないので『メンバー』ではない」…「私は独立した存在であり、日本会議とも関係があるが、他の団体とも関係がある」(同上)…。あっ…(察し)。

 

引用文献
八木秀次(2017)「『疑惑のトライアングルの真相』」『正論』2017年6月号 産経新聞