【トンデモ】名越しぐさ

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 第10回「勝兵塾」月例会で高橋史朗氏(ウォー・ギルト・キャトルミューティレーションチュパカブラ)は「例えば、インターネットでDQNネームと検索すると異常な名前が大量に出てくる。親はどのような気持ちで子供の名前を付けているのか」…「問題は親学が行われていないことである。ギャルママと対談したが、親から愛されていないから子供の愛し方がわからないのである」と危ないデムパを飛ばしていた。
 DQNネーム・名越二荒之助氏(イオンド大学非常勤講師:日本近代史・名越ゼミナール担当)は、1981年3月9日、参議院予算委員会で「(東郷平八郎が)教科書にないッ! 」しぐさ。でも実際には教科書に「東郷平八郎の名が既に出ている」…「名越氏の主張は『東郷虚説』ともいうべきもの」…「しかし、名越氏は、その後も各地の講演会等で『東郷虚説』を繰り返し、その経験を『反日国家・日本』(山手書房1984)に集約して再度『東郷虚説』を強調した。さらに同書で、フィンランドには東郷平八郎を商標にした『東郷ビール』」(p.38)…。東郷ビールしぐさ(名越ビール)。「このビールを輸入する動きが生まれ、一部の新聞でも大きく紹介された(『サンケイ新聞』1985年2月9日)」(同上)…。サンケイしぐさ。
 「その後、『東郷虚説』は『新編日本史』」「の支持者たちによって繰り返される」(p.39)。新編日本史しぐさ。「『東郷虚説』を契機として『教科書問題を考える議員連盟』が結成された」(p.41)…。「『東郷虚説』に乗った『議員連盟』の森山幹事長は『党内の反響が大きい』と自画自賛東郷平八郎の名を子どもたちが知らないことを嘆いてみせながら、『教科書にのっていないからこういうことが起きる』と気炎をあげた。『世界日報』1985・11・13、同10・26」(p.53)…。「世界日報」に載っているからこういうブログに書かれる。「フィンランドの“提督”というビール瓶のラベルに東郷元帥の肖像が描かれているというではないか」(p.106)も「世界日報」(1988年5月30日)…。非常にしつこい中において「リクルートと文部省の癒着」(p.110)…「臨教審や教育課程審のメンバーにも、未公開株を受け取った者がいた」(p.97)…。そっ閉じしぐさ。

 

引用文献
高嶋伸欣編(1991)『資料集 いま、なぜ東郷元帥か』同時代社