【トンデモ】「特集 LGBT・同性婚合法化を巡る5つの論点」『世界思想』2019年6月号(頭がQ)

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 統一協会=家庭崩壊連合は「性的少数者の運動で先行する欧米では、宗教的、保守的価値観を持つ人々の良心に基づく言動までが裁かれる状況が生まれている」「寛容や多様性を掲げる推進派は、反対する人々に対しては容赦のない弾圧をおこなう非常に不寛容な性質を持っている」(p.9)などと主張している。しかし、当然ながらカルトに寛容になってはいけない。「家族の重要性を主張することすら難しくなるだろう」(同上)と述べているが、統一協会こそが家族を破壊しているのである。
 文が鮮明なメッコール島田洋一(頭がQ)も「米国の事例を踏まえ、推進派が『多様性』を唱えながら『非寛容』を露呈する矛盾を指摘。『バランスへの努力』こそが解決策だと説いている」(p.19)という。バランスしぐさは、カルトを容認させる手口である。さらに統一協会は「多様な性のあり方を前提とした社会の制度化」は「結婚・家族制度を否定し、一種の社会革命を志す文化共産主義運動と見るべき」(同上)…。そっ閉じ。

 

引用文献
「特集 LGBT同性婚合法化を巡る5つの論点」(2019)『世界思想』2019年6月号 平和大使協議会

【書評のようなもの】俵義文『戦後教科書運動史』

 ここでは主に高橋Q史朗関連を引用する。
 「政府・自民党は、元号法制化をめざして78年6月に『元号法制化促進国会議員連盟』が設立された。次いで、椛島有三(現日本会議事務総長)が事務局を務めていた宗教右翼の『日本を守る会』が中心になって右翼勢力を結集し、78年7月に『元号法制化実現国民会議』」(p.183)が結成され、元号という非効率なものを押し付ける迷惑な運動を展開した。こうした情勢が第二次教科書攻撃の背景にあった。
 第二次教科書攻撃を仕掛けたのは、自民党民社党などのウヨ政党、経済広報センターなどの経済団体、「日本を守る国民会議」やサンケイ新聞などのデムパ系ウヨ、そして「福田信之・森本真章ら筑波大学グループ、世界平和教授アカデミー(統一協会=国際勝共連合が組織する学者の組織)などの一部の学者」(p.184)である。つまり、文が鮮明に統一されていたのだ。
 1979年10月、デムパ系ウヨの「『じゅん刊 世界と日本』(253・4合併号)に『新・憂うべき教科書の問題』が掲載され、小学校の国語教科書が『偏向』していると攻撃し」(pp.183-184)てきた。第一次教科書攻撃は社会科教科書が攻撃対象であったが、第二次教科書攻撃では国語教科書も攻撃対象となった。
 当時のウヨは「ロシア民話『おおきなかぶ』を『かぶは資本家、力を合わせてかぶを抜くおじいさん・おばあさん・動物たちは労働者で、団結して資本家を倒す話だ』とこじつけ」(p.185)、強烈なデムパを飛ばしていた。いつの時代もウヨは頭がQなのである。
 1990年代の第三次教科書攻撃は、インターネッツ黎明期とも重なり、現在のアダルトマン将軍のような歴史修正デムパが拡散された。1997年1月、コヴァや高橋Q史朗、藤岡信勝らが「新しい歴史教科書をつくる会」を設立し、これと連携する教科書議連も結成された。1997年5月には「日本を守る国民会議」と「日本を守る会」が鮮明に統一されて「日本会議」が発足した。日本会議議連も設立され、「現在の右翼勢力の組織体制がこの1997年にできあがった」(p.278)。さらに1997年9月から伊勢雅臣がメールマガジン「国際派日本人養成講座」を配信し、名越史観を広めた。1998年にはコヴァの『戦争論』が出版されるが、これらは1995年の地下鉄サリン事件から数年の出来事であり、"高橋らの集団"はポスト・オウムのへんないきものなのである。


引用文献
俵義文(2020)『戦後教科書運動史』平凡社

【トンデモ】ネットアドバイザー偽史朗の「勝共の原理」

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 某写真集を鑑賞しながら高橋偽史朗は、次のようなデムパを放っていた。「『歴史戦』は中国や韓国との論争ではないのです。第三国がどちらの主張を支持するかという戦いなんですね」…「横井小楠という方が『公共の天理』という言葉を使ってるんです」…「日本は民族主義で言っているのではない、国家主義で言っているのではなくて、まさに公共の天理で国際発信してるんだという、そこに説得力がある」(p.59)。つまり「公共の天理」とは「勝共の原理」であり、文が鮮明に統一されているのである。
 また、高橋偽史朗は、自助と排除を推進する新保守主義者であり、「かつて大平政権では『家庭基盤の充実』、『日本型福祉社会』を重視した。『自助から共助、共助から公助』ということが大事」(p.64)だと述べている。こうした思想を疑似科学によって正当化したのが親学である。「私は『親学』というのをやってますが、聞いてほしい方々がなかなか来ない。そこで」「ギャルママ協会」(p.66)を狙い、ギャルママにデムパを注入したのだという。
 しかも高橋偽史朗は、イソターネッツにも詳しいらしい。「私は埼玉県でネットアドバイザーというシステムをつくりまして、『親が何をすべきか』ということをきちんと研修するということをやりました」(p.73)…。研修では「高橋偽史朗で検索しないでください」と注意をするべきだろう。そっ閉じ。

 

引用文献
野原明・高橋史朗山口香・松井成一(2019)「明日の日本の教育を考える 教育シンポジウム高知 変えていくもの 変えてはいけないもの : 教育の本質は何か! 『志国』高知で不易流行を考える」『教育創造』 2019年2月号 日本教育文化研究所

【トンデモ】危ない高橋偽史朗「高校家庭科教科書が危ない!」

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 純潔キャンディをペロペロする高橋偽史朗は「以前、性教育で『性的自立』ということが副読本で盛んに強調され」…「その裏には家族解体のイデオロギーが潜んでいた」(p.52)と妄想している。そして、カルトらしさを鮮明にしながら「人間らしさの上に男らしさ、女らしさが加わって、より魅力的な人間になるのです」(p.53)と述べている。男らしさとはデムパを飛ばしたり、石碑を作ったり、時計を盗んだりすることである。
 「教科書が西側諸国の意見を世界の傾向だと紹介しているのはおかしい」「ローマ法王庁イスラム諸国の意見もきちんと紹介すべきです」(p.57)…。「このような家庭科教科書が放置されれば、家庭の崩壊に止まらず、日本人の文化、生き方そのものが破壊されるということを、ここで強調しておきたいと思います」…「スカートのままあぐらをかいて座りこんでいる女子高生に、『恥を知れ』と説教しても、恥じるという感性自体が欠如していて通じません」(p.59)…。あっ…(察し)。
 恥じるという感性自体が欠如している高橋偽史朗は「女性から、女らしさは差別ではなく、むしろ女の強みなのだともっと問題提起をしていただきたいと思います」(同上)…。そっ閉じ。

 

引用文献
高橋史朗(2002)「高校家庭科教科書が危ない! 家族解体のイデオロギーに侵された教科書の実態」『祖国と青年』2002年3月号 日本青年協議会

【トンデモ】高橋偽史朗の仏教教育(自助しぐさ)

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 文鮮明=文セイバーのサーヴァントを召喚したマスター高橋史朗は、モラロ大学大学院で「道徳教育原論『臨床教育と道徳教育』という新科目を担当する」(p.43)という。そして、「自らの教育観、子供観を問い直すためには、ホリスティックな仏教思想に学ぶ必要がある」(p.44)とし、オウム真理教に近づこうとしている。
 「Aは非Aである。ゆえにそれはAである、というのが『即非の論理』である」(p.45)…。飛影はそんなこと言わない。
 「『宗教的情操』は『生命の根源に対する畏怖の念に由来する』とした『期待される人間像』」(p.46)…。あっ…(察し)。「家族を重視する日本政府の政策の原点は」「『日本型福祉社会』の実現を目指す『自助から共助、共助から公助へ』というスローガンに凝縮されている」(p.50)。そっ閉じ。

 

引用文献
高橋史朗(2018)「道徳教育と宗教教育・仏教教育についての一考察」『日本仏教教育学研究』 26号 日本仏教教育学会

【トンデモ】親学推進統一協会メッコールマガジン第126号(胎内記憶)

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 親学推進統一協会メッコールマガジン第126号(2020年8月17日発行)で高橋偽史朗氏は、次のようなデムパを飛ばしていた。来年3月でモラロ大学は「定年退職となりますので、学者人生を締めくくるべくこの2年間、月刊誌への投稿はやめ、学術論文の執筆と学会発表に専念してきました。学会関係では、日本仏教教育学会と日本家庭教育学会で長年常任理事を務め、理事をしている日本感性教育学会も含め、学会発表を2年間で4回、今秋にも日本道徳教育学会で発表予定です。来年度には、脳科学等の科学的知見に基づく家庭教育原論を出版します」…。疑似科学ですね、わかります。
 「『脳科学等の科学的知見に基づく家庭・道徳教育研究会』(略称『脳家道研』)がいよいよ9月から開催されます」…。この分野で「注目される5人の女性研究者」の一人が「黒川伊保子氏」であり、黒川氏の「わが子の胎内記憶」…「胎児は、『ありがとう』の真ん中にいて、『ありがとう』を口にする人の体内で起こる喜びを、その身体の一部として知るのである」…。
 そっ閉じ。

【トンデモ】高橋偽史朗「少子化対策のパラダイム転換」(文が鮮明)

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 文が鮮明な高橋偽史朗は「『家族省』か『人口省』を創設し」「家族機能の維持・強化を含む包括的な家族政策を一元的に推進すること」(p.43)を提案している。「家庭連合省」ですね、わかります。このデムパの背景にあるイデオロギー新保守主義であり、「『日本型福祉社会』の実現を目指し、『家庭基盤の充実』を重視した大平政権の政策を再評価し」(p.46)ちゃってる。日本型福祉社会論は、オイルショックで西欧型の福祉国家への道が断念された後に登場した議論で、“伝統のようなもの”によって社会保障削減を正当化するものである。
 さらに麻原偽史朗は、次のような緊急デムパ宣言を発令している。「社会状況の変化により、自然に『親になる』ことができなくなり、岡田尊司精神科医が言う『母という病』、『父という病』が広がっている」…「児童虐待家庭内暴力が急増し、中高年の自殺やストーカーも増え、世代を超えて日本人の精神的劣化が進み、人心の荒廃は目を覆うばかりである」…「『親力』のみならず『祖父母力』の低下も目立ち、戦後教育を受けた3世代の負の連鎖が広がり、『家族と地域の絆』が崩壊しつつある」(p.49)…。これが"脳内汚染"の実例です。

 

引用文献
高橋史朗(2019)「少子化対策パラダイム転換 従来の対策の限界と今後の課題」『インテリジェンス・レポート』2019年9月号 インテリジェンス・クリエイト