【書評のようなもの】安田浩一・倉橋耕平『歪む社会 歴史修正主義の台頭と虚妄の愛国に抗う』

 安田浩一氏は、「時代を問わず、右翼は十分に排他的で差別的です。70年代の右翼の言葉をそのままネットの5ちゃんねるに転載しても、十分に通用するということです」(p.20)と指摘。これはネット上に名越二荒之助(ネット名越)が沸いたようなものだ。
 倉橋耕平氏は、「保守系論壇誌を読む年齢層は高い。なおかつ、ある種の保守サロンのなかの内輪話で回っていた。それを外に持ちだしたのが、小林よしのりだと僕は考えています」(p.39)と述べている。キバヤシよしのりは、名越らのデムパを漫画にて拡散しちゃった。また、倉橋氏は、「WGIPによる洗脳がまだ解けていないという説は、右派によくもちいられている陰謀論です」(p.125)と指摘。エバ国家「日本会議高橋史朗が推奨する『親学』」(p.150)。キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
 麻原…いや、高橋史朗氏によると「WGIPの原点はタヴィストック研究所にある…と伝えられよ」とのこと。

 

引用文献
安田浩一・倉橋耕平(2019)『歪む社会 歴史修正主義の台頭と虚妄の愛国に抗う』論創社