【トンデモ】八木秀次「児童虐待とオスの本能」(『正論』2018年8月号)

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 「髪の保守」のほうは失敗した「真の保守」(真のお父様を保守)のメッコール八木禿次氏は、「男は自分の子供であっても直ぐには『父親』にはなれない」…「自分の子供以外は育てられない。愛情を掛けられない」(八木 pp.40-41)と述べている。「自分の遺伝子を持たない別の男性の子供は敵でしかない。動物によっては別のオスの子供は殺すという」(同上 p.41)。人間的な客観的な見方をするならば、これは殺生です。しかし、ヴァジラヤーナの考え方が背景にあるならば、これは立派なポアです。 虐待をした「父親はオスの本能に忠実であったに過ぎないのかも知れない」…「虐待が目立つ家庭の特徴の一つに母親がいわゆる『できちゃった結婚』」…「10代後半あたりからの安易な性行為の結果、妊娠し」…「ここにオスの本能が頭をもたげると、妻の連れ子への虐待という結果に繋がることもある。『結婚』は男女が結び付くだけの関係ではない。安定的に子供を産み育てる制度として設計されたものだ」(同上)…。“設計主義”を否定したり肯定したりする純潔キャンディ八木禿次氏は、人間の原罪はアダムとエバがサタンを中心として愛の関係を結んだことにあると思ってそう。
 八木禿次氏など産経新聞(世界日報)に載っているような「真の保守」は「親韓嫌韓」(親・軍事政権/嫌・民主化)で、つまり民主主義の敵であり、日韓癒着を隠しながら文が鮮明に統一されたデムパを放ち、美しいエバ国家日本の言論界を堕落させている。しかも、彼らは統一されているのに統一されておらず、例えば「KCIA(韓国中央情報部)の手先となって、日本やアメリカで内政干渉をくりかえしている勝共連合が、『スパイ防止』などということ自体、みずからの正体隠し」(中川 p.78)で「KCIAを『スパイ団』(思想新聞号外)にみずから入れておきながら」「KCIAの日本での活動を弁護してい」(同上)るという矛盾しぐさ。

 

引用文献
八木秀次(2018)「児童虐待とオスの本能」『正論』2018年8月号 産経新聞
中川信夫編(1979)『日韓タブーと言論の自由 言論・文化の日韓癒着を抉る』晩聲社