【トンデモ】高橋史朗「いずれの誘いも断り、明確に一線を画している」(壺しぐさ)

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 オウム…ではなく高橋史朗氏は「この1年間、一度も講演も執筆もしていないアジア平和女性連合やたった一度講演(執筆はしていない)したにすぎない東西南北統一運動国民連合の『御用学者』であるはずがない。同連合の役員や『平和教授アカデミー』の会員になっているのであれば、『御用学者』との批判も甘んじて受けねばならないであろうが、筆者いずれの誘いも断り、明確に一線を画している」(高橋 p.163)と述べている。誘われたんだ…。えっ。「この1年間」って…。限定しぐさ。なお、高橋史朗氏はビデオ『性教育過激派のねらい』に出演し、鮮明なデムパが一線を画している(隠していない)。壺しぐさ。
 さて、親学推進協会メールマガジン第75号(2016年4月15日発行)によると、高橋史朗氏のトンデモ本「『「日本を解体する」戦争プロパガンダの現在―WGIPの源流を探る―』(宝島社)が大反響で、面識のない方が3000部購入され、すべての国会議員大学図書館に寄贈され、初版7000部では足りないので増刷され、発売1ヶ月で発行部数は1万部を突破しました」…「『日本が二度と立ち上がれないようにアメリカが占領期に行ったこと』が最も売れた紀伊国屋書店八重洲ブックセンタ―で読者層の調査を行って戴いた結果、若者が多いいことが判明しました。こんな固いタイトルの本は若者には敬遠されるのではないかと予想していましたが、3000部購入された方も『前著より分かり易く書かれており、ぜひ大学生に読んでほしいので、全国の大学図書館に送りたい』と宝島社に電話されたようです」とのこと。あっ…(察し)。
 辻大介氏の調査では、高橋史朗氏などのデムパに影響を受けちゃうような「『ネット右翼』層は、2007年調査で1.3%、2014年調査では1.8%」…「標本の特性としてネットのヘビーユーザが多いことを考慮するならば、日本のネットユーザ全体における実際の比率はさらに下がり、各年ともおそらく1%未満と見積もるのが妥当だろう。また、2007年から2014年にかけて、数値の上では0.5ポイント増加しているが、有意な差ではなく」「この間に『ネット右翼』層が増えたとは言えない」が「潜在的な『ネット右翼』の支持層は広がっている」(辻 p.215)という。2014年調査では「『ネット右翼』層の社会属性面での特徴は、男性が多いこと、留保付きながら世帯年収が低いことであり、それ以外に一般にしばしば語られるような若年・低学歴・独身者といった特徴は、今回の分析の限りでは認められない」…「ソーシャルメディアのなかでは、Twitter の利用が活発なことが特徴的」(同上 p.216)…。Twitterで「WGIP」を検索すると…。そっ閉じ。

 

引用文献
高橋史朗(1994)『間違いだらけの急進的性教育 エイズ・性をどう教えるか』黎明書房
辻大介(2017)「計量調査から見る『ネット右翼』のプロファイル 2007年/2014年ウェブ調査の分析結果をもとに」『年報人間科学』38号 大阪大学大学院人間科学研究科社会学・人間学・人類学研究室