【トンデモ】渡部昇一・小室直樹『自ら国を潰すのか』(加瀬英明)

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 渡部昇一氏(世界日報)は「差別でいうと、戦後にはコリアからの逆差別がありましたね」(渡部・小室 p.239)とか「日本が併合することにより、荒廃していた李朝朝鮮が、とにもかくにも近代化に成功したわけですから。最近になって『醜い韓国人』という本が出て、われわれの言っていることがようやく韓国人の口から出始めたようです」(同上 p.233)とか述べちゃってるけど、『醜い韓国人』を書いたのは醜い日本会議加瀬英明氏(「体罰の会」会長)だと思われ。そして渡部昇一氏(不幸の疑似科学)によるとハイエクは「『デモクラシーとリバティのどちらが重要かというと、それはリバティである』とはっきり言い切っています」(同上 p.289)…。ザ・リバティしぐさ。あっ…(察し)。
 ちなみに山本七平氏(トンデモ)は「『ユダヤ人』イザヤ・ベンダサンの名で、朝鮮人がタクシーに乗ると『何ともいえぬにおい』でわかると日本のタクシー運転手に言わせたり、関東大震災のとき日本人が朝鮮人を殺したのも、『体臭』や朝鮮語の『何か恐ろしげな』感じのためやむをえなかったなどと書いている人物」(浅見 pp.72-73)。そっ閉じ。

 

引用文献
渡部昇一小室直樹(1993)『自ら国を潰すのか 「平成の改革」その盲点を衝く』徳間書店
浅見定雄(1989)『偽預言者に心せよ! 日本人を考える』晩聲社