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【トンデモ】小田村四郎「私は陰謀説には同感なんです」(コミンテルンの陰謀)

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 サムシング・グレート高橋史朗氏…ではなく小田村四郎氏は「日本国憲法の三原則即ち国民主権、平和主義、基本的人権の尊重は今後も堅持すべきだといふ論が少なくないが、これこそ現実政治の運営や国民生活とは関係ないイデオロギーにすぎないのであり、祖国を未だに混迷させてゐる元凶なのである」…「現憲法の底流をなす亡国イデオロギーの払拭を究極の目標としなければならないと思ふ」(小田村 2005 p.15)とデムパを飛ばしている。また、オウム真理教の真理国基本律…ではなく産経新聞(世界日報のようなもの)のトンデモ改憲案について「今までに公にされた各改正案の中でも最も優れてゐると思ふ」(小田村 2013 p.29)としている。
 そして「占領政策の最大の遺物は占領憲法とこれに基づく教育基本法以下の各種法制であり、また彼等が強行した教育勅語排除や伝統破壊も無視できない」(小田村 2002a p.18)としつつ「歴史の研究、発掘が進むにつれて所謂慰安婦問題や南京事件の虚構性が実証され、他方東京裁判史観の一面性や日本文化の偉大さも国民の常識化しつつある。『国民の歴史』や『新しい歴史教科書』市販本の爆発的売行きはこれを実証している」(同上)という。五島勉氏の『ノストラダムスの大予言』が200万部以上売れたように“トンデモ本は売れる”のである。また、疑似「脳科学者の澤口俊之教授は脳の発達のためには少なくとも8歳くらいまでは母親が家にいることが望ましい、とされている」(小田村 2002b p.13)としており、高橋史朗氏や八木秀次氏と類似し、文が鮮明に統一されてる。家族的類似性(family resemblance)しぐさ。家が生長したり、家庭が連合してそう。
 「わたしは個人の尊厳というのが本当によく分からない」(小田村・井尻 p.20)という小田村四郎氏は「占領軍は日本国民に戦争に対する贖罪意識が全くないことを知るや、前代未聞の検閲や焚書による言論弾圧を通じて徹底的な洗脳工作(ウオー・ギルト・インフォメーション・プログラム)を開始」(小田村 2009a p.16)…「占領軍の強制がいかにひどかったかということにつきましては江藤淳さん、あるいは高橋史朗さんの著作に詳しく述べられています」(小田村 2009b p.19)…「私は、陰謀説には同感なんです。コミンテルンの陰謀っていうのは、やはり大変なものですよ」(小田村 2015 p.22)…。これが“脳内汚染”の実例です。
 『明日への選択』2006年3月号では、岡田尊司氏のトンデモ本『脳内汚染』が取り上げられていた。「本書については、『脳内汚染』というタイトルが多少刺激的すぎたためか、ネット上では本書に対する悪意に満ちた中傷や批判も見られる。だが」「本書が脳科学を専攻した臨床医としての知見と体験に裏打ちされた誠実な問題提起であることは間違いない」…「一部の過激ゲームソフトの販売規制の動きは問題解決への『第一歩』に過ぎないことが分かる。早急に、各種の映像メディアが特に子供たちの脳に及ぼす副作用について、食品や薬品と同様の厳格なチェック体制の確立が是非とも必要なのだ」(小坂 p.17)…。

 

引用文献
小田村四郎(2005)「憲法改正論議に欠けているもの ―亡国イデオロギーの払拭―」『誇りある日本の再生』2005年1月号 日本郷友連盟
小田村四郎(2013)「産経新聞『国民の憲法』所感」『日本戦略研究フォーラム季報』2013年10月号 日本戦略研究フォーラム
小田村四郎井尻千男(2003)「主権・尊厳・国益を保守する国策を追求せよ」『日本文化』12号 拓殖大学日本文化研究所
小田村四郎(2002a)「主権回復50周年に思う」『日本教育』 2002年1月号 日本教育会
小田村四郎(2002b)「伝統文化の危機と母性の復権」『弘道』2002年9月号 日本弘道会
小田村四郎(2009a)「国家意識喪失の現状とその対策」『弘道』2009年5月号 日本弘道会
小田村四郎(2009b)「基調講演 日本人の国家意識」『弘道』2009年11月号 日本弘道会
小田村四郎(2015)「インタビュー 戦中から戦後へ : 昭和の全時代を生きて、今、思うこと : 憲法、国防、皇室の弥栄」『伝統と革新』2015年2月号 たちばな出版
小坂実(2006)「子供の脳を侵す『映像メディア』 『脳内汚染』を読む」『明日への選択』2006年3月号 日本政策研究センター