【トンデモ】八木秀次『公教育再生』(親学)

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 未来人ジョン・タイター八木秀次氏は、「現状は家庭教育の文化が継承されていない。そのため親が親たり得ていない。親たるべく『親学』の学習が必要である」(p.26)と高橋史朗氏のようなことを述べていた。そして「ゲームメーカーやアダルトサイト・出会い系サイトの運営会社、それに広告を出している会社は自らの姿を振り返って欲しい」…「俗悪番組を放送するテレビ局やその番組のスポンサーは企業の社会的責任を考えて欲しい」(p.27)という。また、「日本を美しくする会」(素手でトイレ掃除)がやっている「『トイレ掃除』を全国の学校に広げることも必要である」…「できれば、政府要職者が学校のトイレ掃除を実践するのが望ましい」(p.23)らしい…。「小学校の英語・コンピューターの時間は廃止し」(p.21)…とかは「IBM 5100」と関係がある(ない)。
 さらにカタツムリ・Y染色体八木秀次氏は次のように述べている。「安倍首相はイデオロギーとしての保守主義を正確に理解している数少ない政治家の一人」(p.31)…。「安倍氏の思想的同志とでも言ってよい山谷えり子」(p.32)…。安倍氏のような「ニートを増大させているのは、そのような子供を放置している親が増えていることが大きな原因」(p.143)…。その背景には「社会に貢献しようという価値観が欠落しているということがある」…「そのような意識を育ててきたのがこれまでの学校教育だったのだ。歴史教育はその傾向が顕著である。今の歴史教育は、とにかく日本が悪かったということしか教えない」(p.144)…。「子供たちに日本の素晴らしさを教えていないこと、このことが、社会にかかわろうとしない今の無気力な若者たちを生んでいる大きな原因」(p.146)…。「ニートやフリーターの大量出現というのは」「歴史教育の産物」(p.210)…。「日本の戦後教育、思想の結果生まれたニート」(p.155)。「ニートは、家にいるだけで何もしない」(p.152)、「生産性がなく、税金も年金も払わない」(p.149)、「現在は、新卒採用者の実に三割が一年以内、職業訓練の途中で会社を辞めてしまう」(p.151)…。「問題は、それを許容する世の中の風潮、とくに親がニートを容認している傾向にもある」(同上)…。
 日本教育再生機構(カタツムリ機関)のブログの記事(2006年10月11日)では「渡邉美樹ワタミ社長ら教育問題に見識のある方」(p.32)、「左翼的主張を繰り返してきた義家弘介」(pp.32-33)などと書かれていた…。「公教育再生」で「親学」史観を学び、愛国企業ワタミで働くぁwせdrftgyふじこlp。

 

引用文献
八木秀次(2006)『公教育再生 「正常化」のために国民が知っておくべきこと』PHP研究所