【トンデモ】「保守論客も距離 パンフレットに写真『無断掲載だ』 疑惑浮上、手のひら返しも」

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 毎日新聞(2017年3月15日 東京朝刊)によると「『森友学園』の籠池泰典理事長が開校を目指していた小学校『瑞穂の国記念小学院』に、広告塔として利用された保守系文化人が多数いる」…「小学校のパンフレットに『森友学園にお越しいただいた方々』として、各界著名人の写真が20人分掲載されている」…「開校を喜ぶ応援団のような印象だ。毎日新聞はパンフレットに顔写真が載ったり、系列の幼稚園での講演を引き受けたりした人たちに書面や電話で取材を試みた」とのこと…。「首相ブレーンの一人とされる麗沢大学教授の八木秀次氏と、京都大学名誉教授の中西輝政氏は、顔写真が載ったことに『無断使用だ。学校を推薦したことはない』と怒る」…。私はやってない~♪潔白だ~♪ 「14年に講演した八木氏は『籠池氏は愛国と言えば何でも許されると考えているフシがあった。「なんちゃって保守」とひとくくりにされたくない』と話した。12年に講演した中西氏は上げ潮の保守思想に商機を見いだす人たちが増えていると分析。『学園に思想性は感じられなかった。園児の教育勅語唱和は誰かに見せるためのショーのようだと思った』と振り返る」… 「政治評論家の竹田恒泰氏から回答は得られなかった。自身のツイッターでは『教育勅語の徳目を教えている点など共感できるところがあり、幼稚園で2回講演した』『それにしても運動会の宣誓はやりすぎ』とする」…「一方、森友学園を『日本を立て直そうとがんばっている』とツイッターで擁護する人物がいる。元航空幕僚長田母神俊雄氏=公職選挙法違反の罪で公判中=だ。学園で過去に講演したこともある。『現在の騒動は反日的日本人たちの日本潰しの行動なのです』ともつぶやく。だが、パンフレットに同氏の顔写真はなかった」…。もうやだこの人たち…。

【トンデモ】「始まる地方から国を動かす動き 家庭教育を支援せよ」『世界思想』2014年4月号(親学)

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 勝共連合統一協会(家庭連合)も「親学」(壺学)を推進している。「第一次安倍政権の『教育再生会議』において『親学』が取り上げられた時があった」…「まず、『親学』に対する批判がある」…「『親学』では、乳幼児期における母親の役割などの重要性が強調される。家庭や親の役割を重視する考え方はことごとく保守・反動思想とみる『文化共産主義者』がだまってみているわけがないのだ」(p.19)~!!な、なんだってー!? ちなみにこの雑誌のp.21に八木秀次氏と森信三氏と文鮮明氏の写真が載ってる…。そっ閉じ。


引用文献
「始まる地方から国を動かす動き 家庭教育を支援せよ」『世界思想』2014年4月号 世界思想出版

【トンデモ】「国家観教育を実践する塚本幼稚園の籠池園長に聞く 時代が変わっても変わらない子育てとは」

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 高橋史朗氏…じゃない籠池泰典氏は、夏休みなどの長期休暇には子どもに「お父さんやお母さんが小さいころ過ごした場所に連れていってあげてください」(p.16)、「子供にその家の一族としてのアイデンティティを伝えることが、国家観を養い、ご先祖様やおじいちゃんおばあちゃん、ご両親を尊敬し、大切に思うことにつながります」(p.17)と述べている。彼の中学時代の担任によれば、当時は愛国主義的なところはなく、“点です。小さな小さな点でしかない”人物であったという…。籠池泰典氏(点)は「今の日本人は、“今が楽しければいい”と刹那的な生き方をする方が多いと感じています。でも、現在ただ今は、悠久の歴史の流れの中では“点”に過ぎません」…「自国の歴史を知らないと、過去に思いを馳せられず、未来のために今、どのように判断したらいいか、という想像もできません」…「まずは親御さんが正しい歴史を知ることです。南京問題や“従軍”慰安婦も、日本の兵隊さんたちがどれだけ秩序正しく、軍紀を重んじていたかを知っていれば、捏造だとすぐわかる。日本人は清廉潔白な民族ですから」(p.18)などとデムパを飛ばしている。おぞましい。

 

引用文献
「インタビュー 国家観教育を実践する塚本幼稚園の籠池園長に聞く 時代が変わっても変わらない子育てとは 塚本幼稚園 幼児教育学園 総裁・園長 籠池泰典さん」『Are You Happy?』2015年9月号 幸福の科学出版

【トンデモ】マッカーサーのマインドコントロール

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 清水馨八郎氏は、次のような強烈なデムパを飛ばしていた。「戦後日本は単に負けたからこんな非常識な国になったのではなく、マ元帥の巧妙な占領政策によって完全にマインドコントロールされてしまったからである」(清水  1996 p.47)…。「このマッカーサーのマインドコントロールの見事さは、オウムの麻原彰晃の比ではない。戦後50年も経っているのに大の日本人が未だに彼のダマシの東京裁判史観を信奉し、護憲だ謝罪だと洗脳されたままで平気でいられるからである。この点、オウム真理教に洗脳された信者を現代人は笑うことができるであろうか」(同上 p.48)。ワラタ。「マッカーサーがワシントン政府から受けた第一号命令は、日本を再び米国および連合国の脅威にならないよう、徹底的に無力化、弱体化することであった。そのために日本人の精神の底にあるあの強烈な愛国心を抹殺することと、戦争の贖罪意識を日本人の心に植えつける、戦争犯罪宣伝計画(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)」(同上 p.49)…「マッカーサーのいうところの史観はすべてアベコベであることが実証されている。無謀な大東亜侵略戦争を仕掛けたのは日本でなく米国側」(同上 p.62)…。アベコベしぐさ。
 「占領政策で日本の古来からの伝統、文化、美俗を否定され、忠君愛国、敬神崇祖、義勇奉公などの徳目はすべて死語にさせられてしまった。日本人の善悪の価値は逆転させられたのだ。家族制度は破壊され、愛国心は悪だと教え込まれた」(清水 1997 p.42)…「そのマインド・コントロールの巧妙さは、オウムの麻原教祖の比ではない。日本は戦争に負けて、更に思想戦でも完全に敗北したのである」(同上 p.43)…「戦後日本国民が戦前の原罪を刷り込まれて、その償いに生きようとする姿は、キリスト教徒の原罪と償いの人生に類似している」「戦後、“マッカーサー真理教”によって日本民族に刷り込まれた原罪信仰は強烈なものであった」「マッカーサーによる騙しの占領政策を外力による外敵とするなら、次にあげる“四人組”の騙しの洗脳が内力・内敵となって、戦後の日本を駄目にしたといえるだろう。その“四人組”とは、社共政党、進歩的文化人日教組、左翼偏向マスコミである」(同上 p.44)…。「左翼反日勢力の“四人組”(進歩的文化人、左翼マスコミ、日教組、社共政党)がマッカーサーにすりよって、この時とばかり日本叩きに狂奔した。彼らこそいわば裏切者であり、売国奴である」(清水 1998 p.73)…「一刻も早くこの戦後欺瞞体制から目覚め、原点回帰し、真に日本の大地に立てば必ず日本は甦れる」(同上 p.81)…。甦りしぐさ。
 「戦後、日本人がコロッと変わって、態度が豹変してしまう背景にはやはり進駐軍GHQによる日本民族精神の破壊工作が大きい」(清水 2006 p.31)…「精神性の崩壊は実は計画されていたのです。それが6S政策なのです」(同上 p.32)…「TVもそうですが、お茶の間の主役をいつのまにか独占し、家族の会話を奪い去り、お父さんやお母さんの話は“ウザイ”などと言わせて、子供達をTVに釘づけにさせた。(パソコン、TVゲームも、ゲーム脳をつくり、子供達の精神を狂わせている)」(同上 p.33)…。ゲーム脳キタ━━━(゚∀゚)━━━!! 「戦後になって憲法民法が改正され、欧米式の個人主義が広まりました。その結果、核家族が普通になり」…「ここに戦後の家庭崩壊と老人問題の根元があり」(清水 2009 p.20)…。もちろん日本の核家族率は1920年(大正9年)に54%で戦前から核家族が主流。
 清水馨八郎氏とか名越二荒之助氏とか高橋史朗氏とかの怪しいデムパをマンガにしちゃったキバヤシよしのり氏は「わしは『戦争論』を出して以降、歴史教科書の運動などもあって、かなり大きな保守の流れを作れたと思っていました。それが頂点を迎えたのが、安倍政権の誕生だったと思っています」(小林 p.273)などと供述している。ノストラダムス安倍晋三氏には「リアリティと理念と理論、そして国家・国民を守る確固たる信念、さらに犠牲を引き受ける者たちへの細かい配慮、全てが経験の土台があって構築されている指導者の感性」(同上 p.312)があるらしく「やはり安倍晋三、過去の総理にしてしまうのは、あまりにも惜しい。もう一度この人を総理にしたら、今度こそ戦後レジームの脱却のために、わしは全力で応援するのだが」(同上 p.313)…。『戦争論』が出た頃(インターネッツ黎明期)にネット上に沸いてきた高橋史朗氏のようなものがネット右翼であり、新聞・雑誌や講演会などにいる高橋史朗氏が右翼(宗教右翼)である。高橋史朗氏は「洗脳」に対抗する教育方法「親学」(疑似科学)を提唱したが、これを実践すると籠池泰典氏のようになる。おぞましい。

 

引用文献
清水馨八郎(1996)「マッカーサー反日的日本人の罪」『正論』1996年7月号 サンケイ新聞
清水馨八郎(1997)「謝罪を"国是"とするなかれ 偽りの戦後体制からの脱却目指して」『日本及日本人』1997年8月号 日本及日本人社
清水馨八郎(1998)「日本再建は和魂の自覚から 欺瞞に満ちた戦後体制からの覚醒が急務」『日本及日本人』 1998年7月号 J&Jコーポレーション
清水馨八郎(2006)「特別インタビュー 千葉大学名誉教授 清水馨八郎氏に聞く(下)不抜け、骨抜き人間の背中に筋金入りの柱を! 日本国は火の玉となって、国民を守り抜け! 国家は国民のために、壁になってこそ、真の国家だ!」『労働レーダー』2006年6月号 労働問題研究会議
清水馨八郎(2009)「インタビュー 『和』がもたらした日本人の長寿」『世界思想』2009年9月号 世界思想出版
小林よしのり(2010)『希望の国・日本』飛鳥新社

【トンデモ】籠池泰典「教育の根幹を取り戻す」

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 産経新聞…じゃない世界日報(2016年8月29日)によると「大阪市淀川区にある『学校法人塚本幼稚園幼児教育学園』(籠池泰典園長)は戦後置き去りにされてきた教育の根幹を取り戻そうという教育を行っている。安倍晋三首相夫人の昭恵さんも同園を訪れ、朝礼において、教育勅語の朗唱、国歌“君が代”を斉唱する子供たちの姿に感動したという」「同学園の教育方針は『先人から伝承された日本人としての礼節を尊び、それに裏打ちされた愛国心と誇りを育て、すべての子供が持っているたくましい生命力と包容力を指導者が明るい表情と態度と言葉で引き伸ばしていく教育を誠実に心を込めて実践しています。子供と父母共に人間力が高まります』という」…。
 一方、産経新聞(2015年1月8日)も「『教育勅語』や『五箇条の御誓文』の朗唱、伊勢神宮への参拝・宿泊…。大阪市淀川区に超ユニークな教育を園児に施している幼稚園がある。塚本幼稚園幼児教育学園。安倍晋三首相夫人が同園を訪れたとき、園児らのかわいらしくもりりしい姿を見て、感涙にむせんだという。さて、その塚本幼稚園の籠池泰典園長が、小学校運営に乗り出している」…。その小学校のパンフレットには親学(江戸しぐさ)の高橋史朗氏とかY染色体(カタツムリ)の八木秀次氏とかが載ってる。あっ…(察し)。

【トンデモ】稲田朋美「教育勅語の精神は取り戻すべき」

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 稲田朋美氏は、次のようなデムパを飛ばしていた。「偽善の正体は、先の大戦後、『日本を二度と立ち上がれない国にしよう』と考えたアメリカやGHQ(連合国軍総司令部)から、理想主義を装って押し付けられた国家弱体化策です。そこでは」「コミンテルン」「や中国共産党フランクフルト学派と呼ばれる共産主義者の影響もあった」(金・稲田 p.81)…。えっ。「教育勅語素読をしている幼稚園が大阪にある」(稲田他 p.228)…「教育勅語は、天皇陛下が象徴するところの日本という国、民族全体のために命をかけるということだから、私は最後の」「一行も含めて教育勅語の精神は取り戻すべきなのではないかなと思ってるんです」(同上 p.229)…。渡部昇一氏との対談では「いまはもう、民主党に対する怒りと自民党内の閉塞感に包まれて叫びだしそうになっています。憤死しそうです」(渡部・稲田 p.216)…。憤死!出た!憤死出た!得意技!憤死出た!憤死!これ!憤死出たよ~~!
 渡部昇一氏といえば…「勝共連合のマスコミ《左翼偏向》攻撃は、『朝日新聞は日本のプラウダ(ソ連共産党機関紙)だ』と決め付けるものである」…「『毎日新聞も第二のプラウダだ』といったものもある。それも、彼らの機関紙誌類に限らず勝共連合とその関係者が、タカ派雑誌の『正論』『諸君!』『Voice』などの誌上にしばしば登場し、同じパターンの決め付けを繰り返している」(青木 p.78)…プラウダしぐさ。統一協会も「日本の伝統的な人間形成は、『公』を優先し『私』を斥け」「『無私』がすべてを越える徳目と見なされてきた」「ところが明治以降、日本は西欧の個人主義に触れ」「日本の精神風土や文化に大きな混乱が生じている」(世界平和教授アカデミー p.170)…。混乱しぐさ。そして「ヒューマニズムを基軸とする『教育基本法』を再検討し、バランスのとれた教育理念と教育姿勢を確立することを広く教育界に要望する」(同上 p.189)などと高橋史朗氏のようなことを言っていた。ちなみに清水馨八郎氏も高橋史朗氏と同じで「戦後日本人が常識として認識させられている大東亜戦争の史実は、すべてアベコベに理解するように、マッカーサーによってマインドコントロールされているのだ」「『ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(戦争贖罪宣伝計画)』に従って、歴史を米国に都合よく改竄し、捏造し、敗戦国民に押しつけてきた」(清水 p.18)などと述べていた。WGIPしぐさ。
 近年、「保守」は文を鮮明にするのみならず幸福を科学するようになっている。「論破プロジェクトと幸福の科学の関係は、簡単に知ることができる。ただ産経新聞が1月31日付の一面トップで報じた同プロジェクトの記事には、幸福の科学および幸福実現党の名前はまったく出てこない」(小川 pp.8-9)…。「そもそも産経新聞幸福の科学の異常接近は、近年マスコミ業界で心配」(同上 p.11)されちゃう。「『夕刊フジ』」「『フジサンケイビジネスアイ』では、それぞれ『いざ、幸福維新』『太陽の昇る国へ』というタイトルで、幸福実現党の党首が、肩書きをはっきりと出した上で定期連載を持っている」(同上 pp.11-12)…。幸福しぐさ。

 

引用文献
金美齢稲田朋美(2010)「我ら、『人権』『歴史認識』に阿らず」『正論』 2010年10月号 産経新聞
稲田朋美他「自民党新人大討論(2)『闘う政治家』こそ待望のリーダーだ!」『Will』2006年10月号 ワック・マガジンズ
渡部昇一稲田朋美(2010)「昇一先生の美女対談 民主政権は国民も国政もなめている」『Will』2010年4月号 ワック
青木慧(1985)『パソコン追跡勝共連合汐文社
世界平和教授アカデミー編(1979)『国際化時代と日本 80年代への対応』世界平和教授アカデミー出版局
清水馨八郎(2000)『愛国 目覚めよ日本愛せよ日本』ゴマブックス
小川寛大(2014)「幸福の科学の掌上で転がり始めた"保守派の雄"産経新聞の悲喜劇」『宗教問題』8号 白馬社

【トンデモ】森虎雄『反日日本人は修学旅行でつくられる』(幸福の高橋史朗)

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 高橋史朗氏は、妄想を現実に変える力を持つ“ギガロマニアックス”である。「日本教育研究所は、生長の家系の教員・学生の組織で高橋史朗は事務局長(のち副所長)」(林 1984 p.191)であった。「高橋は、臨教審専門委員も勤め教育基本法に大ナタをふるった男である」(林 1990 p.61)。「勝共連合のキャンペーンの尻馬にのって」(同上)「高橋は『月曜評論』の後、産経新聞社の月刊誌『正論』(89年2月号)に登場、『Xデーにかける日教組の“陰謀”―マスコミが報じない実態を暴く』とのセンセーショナルな題をつけた論文を書いている」…「勝共連合生長の家の『日教組批判』の大合唱にほかならなかった」(同上 p.62)。また、「日本を守る国民会議は」「機関紙『日本の息吹』第5号(85年1月1日付)で、<御在位60年奉祝>の特集を組んでいる」「この特集では、天皇よりも文鮮明を《天》にいただいているはずの勝共連合の役員が、《天皇陛下ありがとうございます》と口をそろえている」(青木 p.34)…。「『日本を守る国民会議』は、いくつかの点で従来の“改憲”団体とは違った性格と陣型を持っており、けっして『またか』といって見逃すことができない」(佐藤 p.150)。「同会の母体となったのは」「生長の家神社本庁など超右派宗教団体が中心となって組織された元号法制化実現国民会議」(同上 p.151)。「“草の根”の運動を起こす方針で」「現実路線に立って改憲運動を進めようとしている」(同上)。「彼らは、『国防』と『教育』を前面に押し出し、世論づくりを進めつつ、その中から、『どうしても改憲しかない』方向へ国民の意識を誘導する運動方針を立てている」(同上 pp.151-152)。「こうした“本物”の改憲派=現実派の登場の上でもう一つ注目されるのは、この運動が保守陣営のみならず中道陣営、とりわけ公明党の右傾化に期待をかけ、その取り込みをねらっていることである」(同上 p.153)。「彼らは、あの手この手のデマ宣伝を流し、権謀術数をろうし、青年たちの心に忍び込もうとしている」(同上 p.155)…。特に高橋史朗氏のデマしぐさは危険である。
 高橋史朗氏は、エル・カンターレを《天》にいただいているはずのへんないきものたちとも組んでしまう。高橋史朗ゼミ(修士課程)出身の森虎雄氏のトンデモ本には、「心のコップが下を向いている子供が多い」「そのような『今の自分』を責める自己否定の深層心理は、自分を生んだ父祖や自国の歴史を否定する心理と直結している」「戦後の平和教育は日本の加害と侵略の側面のみをことさら強調し」(森 p.1)…「わが国の戦後の平和教育の淵源となったのは、占領軍の民間情報教育局のウォー・ギルト・インフォメーションプログラム」(同上 p.2)云々という高橋史朗氏のデムパ(推薦の言葉)が載っている。そして、森虎雄氏は次のようなデムパを飛ばしている。「保守論客の皆さんの活躍などで風向きは変わってきたように感じることもありますが、日本人の国家観を損なう教育が日々全国で着々と行われている」(同上 p.5)…。「私は、自虐史観から目覚めました」「そのきっかけのまず一つ目は、1997年3月7日に幸福の科学の『繁栄への道』という講演で聞いた、大川隆法先生の一言でした」(同上 p.22)…。さらに「高橋先生からは、『ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(War Guilt Information Program)』の存在を教えていただき、どういう理由で戦後の日本の歴史教育が歪められてきたのかを知ることができました」(同上 pp.23-24)…。「高橋先生の教育委員就任は県知事の肝いりでしたが」「左翼勢力から激しくバッシングされました」「そのバッシングの模様はインターネット上にあったのですが、今はほとんど痕跡がありません」(同上 p.156)…。試しにインターネッツで適当に検索すると…高橋史朗氏が出てる“ビデオは「性教育過激派のねらい」”“性教育の中学校用と高校用の副読本が画面に現れまして、なんとそれに火が付けられ、燃やされるシーンで終わる”…焚書しぐさ。“このビデオは高橋氏自身が表明しているところでは、勝共連合系の団体から依頼されて出演”…。ここは酷いインターネッツですね。「実は、高橋先生教育委員就任の直前に、私は当時の勤務校で高橋先生に全校生徒対象の講演をしてもらっていたのです」「先生は講演料を大幅に値切ったにも関わらず来てくださいました」(同上 p.157)…。あっ…(察し)。

 

引用文献
林雅行(1984)『教育に「日の丸」を 子どもをねらう草の根ファシズム運動』汐文社
林雅行(1990)『天皇崇拝 教師と子どもたち』柘植書房
青木慧(1985)『パソコン追跡勝共連合汐文社
佐藤達也(1982)「逆流をつくりだす者たち」 三浦孝啓編『カーキ色の教育風景』東研出版
森虎雄(2013)『反日日本人は修学旅行でつくられる』幸福の科学出版